2009年度修士論文第一次指導会
博士前期課程心理専攻2年生のみなさまに向けられた「指導」会。
心理専攻は,「基礎」コースと「臨床」コースがありますが,
それを合同で行うわけです。
タイトルをここに挙げることに特段の差し障りはないでしょうから。
発表順に記録しておこう。
1) 小学生の教師に対する信頼感と学校ストレスとの関連
2) 否定的意識を伴う自己呈示時の呈示者の内的過程と心理状態・対人関係への影響
3) 中学生における学習動機の自律性を高める体験の検討
4) 中高年ユーザーにおけるエラーメッセージ表示の感情面への影響
5) 児童期におけるアタッチメントの内的作業モデルの構造
6) 抑うつ者における注意シフト機能の検討
7) 不快情動に耐える力が情動制御行動に与える影響について
昼休み
8) 刺激の相対的優位性が時間知覚に及ぼす影響
9) 妊婦及び出産後の母親の会話と精神的健康の関連
10) 被害妄想的観念をもつ青年が適応的に生きるための介入に関する研究
11) 幼児の不安傾向の変化とその関連要因の検討
12) 青年期における「聴くこと」についての発達的特徴と心理社会的適応との関連
―友人の話を聴くことを中心に―
13) 抑うつ時の援助要請におけるHelp-negation効果の検討
14) 学校ぎらい感情と学校生活感情体験との関連
15) “あがり”についての検討 ~恐怖感情の高まりとの関連から~
16) あいまいな対人状況における被害的認知および反すうについて
―養育環境における欲求・感情抑制に注目して―
17) 在宅高齢者を対象にした音読・計算活動の影響について
~心理的な側面と日常生活の側面の検討~
10時にスタートし,16時前には終わりました。
いろいろな事情があって,結果的に,
すべてのご発表をうかがいました。
ついつい頻回に質疑時間に発言してしまいましたが
(でも,それがこの会の趣旨でしょ?黙って聞くだけなんて礼儀に反すると思うんだけど)。
いちお他の先生の顔色をうかがい,
何か言いそうな先生がいないときに発言してたつもりです。
空白時間耐性はかなり低めですけど。さらに
空気読めてないのかもしれませんけど。
*
次は10月の第二次指導会。
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Commentaires
本日は、貴重なコメントをいただき、ありがとうございました!
緊張の糸が切れて、呆けております(笑)
いただいたコメントをもとに研究計画を練り直しますので、
またぜひともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いします。。
Rédigé par: なりた@2番手発表者 | 27 mai 2009 18:56
なりたさんに「自己呈示に伴う否定的意識」が発生しないように
すぐコメントいたします(笑)
申し上げていたことは,
よく読むとレジュメにその概念(言葉づかい)は示されていて
「否定的意識を伴う自己呈示(1-2,1-3)」
「自己呈示に伴う否定的意識(1-4)」
で,
現在提案されている仮説モデルは後者なんじゃないか,
それはタイトルと整合しないんじゃないか,
ということでした。
もちろん,相互作用的だと思いますけど。
あの場の発言は
「立場や役割に合わせた向社会的動機による自己呈示」
みたいなところもありますからね。
真に受けすぎないように願います☆
Rédigé par: m0ch1 | 27 mai 2009 19:43
先生、昨日は貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
時間切れで、ちゃんとお答えできずすみません。
被害妄想について
「とらわれないように対処行動するのに、また浮かんできてしまう」
たしかに先生のおっしゃる通りだと思います。
けれども、とらわれないように対処行動をすると、他者から得られる反応がポジティブなものになり、その結果、また妄想が浮かんできてしまうということが少なくなるのではないか…と
そんな風に思って、それを明らかにできたらと思っています。
しかしながら、自分自身整理できていないことと、伝える力がなく、
この研究自体が私の妄想の範囲を出ていません。
10月までには、もうちょっとまともにご説明できるといいなと思います。
ご意見、ありがとうございました。
頑張ります。
Rédigé par: せきね | 28 mai 2009 17:28
せきねさん
なるほど~
ということは,相手のポジティブな反応を引き起こしうる対処行動とはなんぞや,
という話か。
よく「妄想」の話については,内容と形式,
という点が議論されますけど,
そこに対処(行動)を入れるのはいいことかも。
でも「侵入思考」という側面の検討は外してほしくないなあ。
また浮かんでくるというところ。
それをどうしたら減らせるか。
Rédigé par: m0ch1 | 28 mai 2009 22:18