090725[mz3]"mate poaching"
090725[mz3]-2 mate poaching
Who’s chasing whom?
The impact of gender and relationship status on mate poaching
対象は大学生の,実験的研究。
すべての参加者には
(男性参加者には女性の,女性参加者には男性の)同一の異性の写真を見せるのだが,
その人に関する説明の文章が,
singleです/in a current romantic relationshipです,のどちらかが割り当てられる。
実験参加者自身の状態(お相手が いるvsいない)×説明文章(その人に いる×いない)
という実験計画。「誰が誰を追いかけている」というタイトルはそこから。
結果。
現在「おひとり」の女性参加者は,
「おひとり」とされた文章を読んだときよりも,
「つきあっている人がいる」とされた文章を読んだときに,
その男性に,より関心☆を示すらしい。
(Fig.1.グラフ的には,だいぶあからさまに)
・ 現在「おひとり」の男性参加者には,そういう傾向はみられず。
・ 現在「つきあっている人がいる」女性参加者にも,そういう傾向はみられず。
☆関心,ってのは,
「その人はどれくらい魅力的か」
「あなたはその人に,どれくらいアイコンタクトや微笑みかけをしそうか」
「あなたはどのくらい会話を始めそうか」
「あなたはその人と何らかの関係を始めそうか」
「もっと直接的に,そのひととつきあい始めそうか」の評定。
*
早い話。
「いいオトコにはカノジョがいる,というあなたのご不満は,そうではなくって,
カノジョがいるからこそそいつがいいオトコに思えてくる,ってことなのかも」
手が届きにくいほうがいいってこと?
オンナゴコロもフクザツなんですな。
*
現在「つきあっている人がいる」男性参加者はどうなんよ?
というところに関心のある方は,どうぞ本文を。
交互作用は有意ではありませんが,グラフ的には。そういう傾向があるのかな。
*
で,mate poachingはどう日本語化したらよいものか。
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