現在の気温は18℃
...実家です。
峠(とうげといえば「碓氷峠」)が
一寸先は闇の濃霧状態だった。
→車を買い換えて初めてフォグランプを使った。
090731[bx2]-2 multimodal integration; action; language; co-speech gestures; pantomimes; fMRI
Differential roles for left inferior frontal and superior temporal cortex
in multimodal integration of action and language
1) 音声(スピーチ)とco-speechなジェスチャー(音声内容とセットで理解可能な動作),
2) 音声(スピーチ)とパントマイム(=音声内容がなくても理解可能な動作)
の組合せを呈示して(さらに,matching/mismatchingな条件あり),脳活動を比較するfMRI。
→左右のpSTS/MTGは2)の条件のみで,
左IFGは,1)と2)の両条件で賦活する。
→pSTS/MTGは二つの(音声言語入力と視覚動作入力)入力の「マッチング」を,
LIFGは「統合」・新しい組合せの「構築」という,multimodal integrationの異なるところに関わっている
(という)。
090731[bx2]-1 left inferior parietal lobule; transitive movements; tools; fMRI
Tool responsive regions in the posterior parietal cortex:
Effect of differences in motor goal and target object during imagined transitive movements
"dorso-dorsal pathway"と"ventro-dorsal pathway"があるんですという話と,
"tool use-responsive region"と"tool object-responsive region"は同一ではないという話の
組み合わせが背景。
なにやらたいそう難しいのだが,道具使用のイメージを,
「ポインティング」「移動させるためにつかむ」「使うためにつかむ」「つかんで使う」
4種類で行わせて,あれこれ分析するfMRIスタディ。
→左下頭頂小葉(ventro-dorsal)はfunctional useで,とか。
aIPSは行為のゴールのエンコードに,vIPSは視覚的対象と手の動作のコーディネートに,
といった,頭頂間溝下位領域での機能の違いなどが明らかになった(らしい)。
筑波大学としては3日間の3日目。
人間学群(教育学類・心理学類・障害科学類)は本日。
本年度の私めのお役目は,
「大学生活の説明」★(午前;使用したpptのpdfははこちら(「2009.pdf」をダウンロード)です。
別に隠し立てすることは何もないのでね)
「トーキングルーム」☆(午後;部屋がしゃべるのではなく,部屋で高校生さんたちとフリーにおしゃべり)。
9時半集合で,16時半頃に終了しました。
参加された皆様,教職員の皆様,そして学生スタッフの諸君,
おつかれさまでした。
090730[bx1]-1 sarcasm; paralinguistic; neurodegenerative disease; VBM
Detecting sarcasm from paralinguistic cues:
Anatomic and cognitive correlates in neurodegenerative disease
変性性疾患(bvFTD, SemD, PNFA; AD; CBD; PSP)患者の
皮肉/イヤミ(sarcasm)の理解能力の検討。
ビデオを視聴して,sincere/sarcasticかをYes/No判断で答える。
→意味性認知症患者群において,皮肉/イヤミの理解成績の低下。
(意味性認知症患者に限らず)皮肉/イヤミ理解成績が低下している患者は,
dynamic emotion recognitionの低下と,神経精神症状が多くみられる。
→VBMでは,両側の海馬傍回後方,両側側頭極,および右の前頭極内側のvolumeの小ささと
皮肉/イヤミ理解の成績低下に関連があることが見いだされた。
アポイントでおひとり(かつての卒論生~「きしめん」いただく)☆。
ゆるいアポイントでおふたり(「アカデミックカウンセリング」第2回ってやつで★;もももらう)。
近頃毎日(私の進捗状況を確認に)やってくる方,おひとり○。
そして,アポイントなしで私が出向いてお会いした先生,おひとり●。
090725[mz3]-2 mate poaching
Who’s chasing whom?
The impact of gender and relationship status on mate poaching
対象は大学生の,実験的研究。
すべての参加者には
(男性参加者には女性の,女性参加者には男性の)同一の異性の写真を見せるのだが,
その人に関する説明の文章が,
singleです/in a current romantic relationshipです,のどちらかが割り当てられる。
実験参加者自身の状態(お相手が いるvsいない)×説明文章(その人に いる×いない)
という実験計画。「誰が誰を追いかけている」というタイトルはそこから。
結果。
現在「おひとり」の女性参加者は,
「おひとり」とされた文章を読んだときよりも,
「つきあっている人がいる」とされた文章を読んだときに,
その男性に,より関心☆を示すらしい。
(Fig.1.グラフ的には,だいぶあからさまに)
・ 現在「おひとり」の男性参加者には,そういう傾向はみられず。
・ 現在「つきあっている人がいる」女性参加者にも,そういう傾向はみられず。
090725[mz3]-1 cognitive functioning; self-presentation; self-regulation; sex differences
Interacting with women can impair men’s cognitive functioning
男性は,女性としゃべるとその直後に認知機能が一時的に低下する,ということを示す実験。
ベースライン(事前)測定→異性とおしゃべり→事後測定で,
実験1では 2-backタスク(ワーキングメモリの課題),
実験2では Simonタスク(タスクスイッチングとか抑制の課題)。
※たいへんガチガチな認知機能課題です※
で,実際のところ低下するんですが,
相手が魅力的であると思えば思うほど成績低下(実験1),
印象管理(「相手によく思われようとふるまっていた」)していればしているほど成績低下(実験2),
とのこと。
8月末のKYOTOの日心ですが,しそびれていた[大会参加予約申込み],ただいましました。
明日,26日(日)が申込みの締切だそうです。。
こういう私のような人も他にいるんじゃないかと思って,お知らせがてら。
15時台前半に53万アクセスに達しました。
妻は法事で朝から外出中。日付がかわる頃に帰宅予定。
娘は17時から,夏休みイベント(「夕涼み会」+「お泊まり」)。
で,久しぶりに太陽まぶしく空も青いこの日,洗濯を2回し
(今週天候イマイチ&忙しくて,たまっていたのです),
お泊まり用のシュラフを日干しし,
娘と市立図書館に行き,
そのままロッテリアで絶妙ハンバーガーを食し,
戻ってきて洗濯をさらにもう1回し,
さっきの洗濯物をたたみ...
という状況。
でその後,
来週30日の「出番」10分用のパワーポイントを仕上げて,
とりまとめの先生にお送りする。
学生生活がどうなっているかを一教員である私めがご説明申し上げるという,
いささかパラドキシカルなお仕事であります。
ふだん(授業日)の過ごし方とか,
サークルとか,
アルバイトとか,
どこに住んでるのとか,
通学手段とか(←言わずもがなですが),
収入とか支出とか,
「気持ち」とか。
平均的な学生像を。
(こちらのpdfをソースに作成)
なんでまたこの論文にしたのかは聞きそびれたが,チャレンジャーだな。
PTSD患者と,(トラウマティック経験はしたけれど)non-PTSD者と,
健常対象群で,トラウマ関連刺激の再生とか情動処理に違いが生じるでしょう,
ということを,主としてERPを用いて検討した。
ところ,いくつかの特徴が明らかになった。
*
という論文なのだが,
いかんせんEEGだのERPに関する知識がほとんどなく
(私自身,誰かに教えてもらった経験がないし,測定経験もないですから!)
P300はまあともかく,
LPC(late positive complex)だの
iCNV(initial negative contingent variation)だの
tCNV(terminal negative contingent variation)だのが
何を表す指標なのかを論文や
(今日は自室での開催でしたので)そのあたりの棚にある本をひっぱりだして解読する作業。
結果がどうこうの前に,そういうところをみんなで。
で,まだよくわからないところが多く時間ができたらもうちょっと読むけれど,
なんか「勉強した」感いっぱいの1時間でした。
・そもそもなんでそういう話をしたいのに,EEG/ERPなんだ?というところから。
・declarative/non-declarativeという区分が,一般的な記憶区分と違うような?
・PTSD群で,トラウマ特有の(事実)記憶の想起には低下はみられなかった;
しかしWMS-Rは「言語性記憶」や「注意/集中力」で低下が(「視覚性記憶」の低下はない)。
・P300はF4やC4(これが右半球だということが知識的にすぐにはわからん),
LPCはF3やF4(左右前頭葉)でamplitudeが大きい。
tCNVは,右半球で小さい。とか。。。
今年度から,担当する「基礎実験」の種目が変わりますので,
新たにあの種目を担当される先生と,1時間弱お話をする。
こんなことをこんな風にやってましたおいらは,という説明。
何が伝承されて何が伝承されないかは,
その先生のお考えによるわけだが。
質問紙配りました系。
090722[mz1]-4 social anxiety; depression; submissive cognitions
“To Avoid Evaluation, Withdraw”:
Fears of Evaluation and Depressive Cognitions Lead to Social Anxiety
and Submissive Withdrawal
"fear of negative evaluation", "fear of positive evaluation", "depressive cognitions"
の高次の因子として"submissive cognitions"を仮定していて,
それはpsycho-evolutionallyに,社会的脅威に対処するための適応的な機能なんだそうだ。
社交不安(という一見不適応的な状態)はなぜ存在するのか,みたいな話か。
※submissive = 従順な,服従的な
090722[mz1]-5 anxiety sensitivity; health anxiety; hypochondriasis
Anxiety Sensitivity and Health Anxiety in a Nonclinical Sample:
Specificity and Prospective Relations with Clinical Stress
不安感受性と心気症(健康不安)傾向の関係を,
あれこれの変数をコントロールしてみたりしてあれこれと検討。
090722[mz1]-6 social anxiety; depression; judgmental bias
Cognitive Specificity and Affective Confounding in Social Anxiety:
Does Depression Exacerbate Judgmental Bias?
社交不安者の,ネガティブな出来事がおこる格率の見積もりの高さ(判断バイアス)が
知られているが,抑うつはどうなのでしょう?
直接判断バイアスに影響を与えるのか,
社交不安×抑うつの交互作用的に影響を与えるのか。
→前者。
実験しました系。
090722[mz1]-1 impulsivity; bulimic symptoms; cognitive control
Cognitive Control Moderates Relations B
etween Impulsivity and Bulimic Symptoms
衝動性→大食症状,の間の矢印のところ,認知的コントロールが低いときに強くなるという
moderation modelが支持された。
090722[mz1]-2 BII phobia; covariation bias
Covariation Bias in Blood-Injection-Injury Fear:
The Application of Methodological Modifications
Within the Illusory Correlation Paradigm
blood-injection-injury phobiaの共変バイアス。
手法を洗練したらちゃんと出てきましたよという結果。
090722[mz1]-3 social anxiety; interpretation bias
Interpretation in Social Anxiety: When Meaning Precedes Ambiguity
あいまいな社会的刺激をどう解釈するかのバイアスの検討。
そのあいまい文を呈示する前に,脅威語またはふつう語を呈示して,
ネガティブ信念/ポジティブ信念を誘発して,解釈に影響を及ぼすかどうかを検討。
→「脅威解釈バイアス」と「(ふつうの)解釈バイアス」は別モノかもしれない。
まあちょっと目にとまったもので。こちら。
・どうやって「ランキング」「順位」決めるんだろう...
・"惚れられライン"って早口言葉みたいだな。
・でも右手人差し指に指輪してたら,なんで???って思うだろうな。
(そう思ったことあるな,これまでにも)
そんなわけで出勤簿の印を押しに
いつもは立ち入らないアドミニストレーション棟に行ったので,
そこにあった「進学情報センターニュース」をもらってくる。
進振りに関する情報。
この懐かしげな表を見るのも,2001年(助手してました)以来ということになるな。
自分が「振られた」ときとは仕組みもだいぶ異なるのでなんとも言えないが,
よく見ると
栄枯盛衰
って感じ。
どこがどうとは申しませんが。
左側のオレンジ色のところから二階に登って滑車とか遊べるようになっているのだが,
今日初めて自力で登る。クッキー。
行動範囲が広がったね。
ちょこちょことよく動くので,
ケータイで良いショットはむずかしい。
090719[mz1]-1 spider phobia; disgust; fear
Fear and disgust processing during repeated exposure to
threat-relevant stimuli in spider phobia
(著者お得意の)クモ恐怖と「嫌悪」感情シリーズ。
クモ恐怖症者を対象として,クモビデオ暴露中の恐怖および嫌悪感情,skin conductanceを
14回測定してその変化をみるという課題。
その暴露前に,嫌悪感情をactivateさせる条件★群は,
中性条件群に比べて,暴露中のphysiological arousalが低く抑えられた。
また,嫌悪activate条件群では,暴露中の嫌悪感情低下は恐怖感情をコントロールしてもなお
有意な低下であった(逆に,嫌悪感情をコントロールしたときの恐怖感情はn.s.となった)
090719[y]-1 anorexia nervosa; social cognition; eating disorders; ToM
Aspects of social cognition in anorexia nervosa:
Affective and cognitive theory of mind
AN患者22例(vs.健常対照群22名)で,
affective ToM("Eyes Task")もcognitive ToM("Cartoon Task")も
成績が低下するという報告。
朝起きて,妻と娘を送り出し(一泊二日で妻の実家方面+αへ),
その後寝てしまう。さきほど目が覚める。
こんなに寝たの何ヶ月,いや何年ぶりだろうか
(風邪ひいて熱を出して寝込んでいるときくらいしか思いつかない)。
そんなぐーたらな3連休の初日。
090717[bx2]-1 dyslexia; review
Dyslexia: A New Synergy Between Education and Cognitive Neuroscience
Scienceに掲載された短いレビュー論文ですが,
「教育と認知神経科学のシナジー」という副題がついてます。
・ What is dyslexia and what causes dyslexia?
・ Can dyslexia be treated?
・ Can dyslexia be predicted and prevented?
という項立てになってます。
興味のある方はどうぞ。
090717[bx2]-1 multitask; multitasking costs; training; prefrontal
Training Improves Multitasking Performance
by Increasing the Speed of Information Processing in Human Prefrontal Cortex
こういうblog名称なものですから,
日々のあれこれをなんとかしたいと常々思っているわけですが,
結果だけ読むと,
"central processing"を短くする(情報処理速度を上げる)improved efficiencyモデルが
もっとも妥当性が高く,
それはleft IFJ(inferior frontal junction)の活動と関連しているという。
The body unbound: Vestibular–motor hallucinations and out-of-body experiences
睡眠麻痺(金縛り)の研究
※金縛りの研究は,立派な神経科学的テーマなんですね。Cortex的には。
前庭運動体験(VmEs)とか前庭運動幻覚(VMHs)とか,
運動錯覚体験(IMEs)と,
幽体離脱体験(OBEs)は,体から抜け出す感じ(OBFs)と,体を外から見ている感じ(OBA)など。
※そう書くと,これは科学的に検証可能なテーマです。
これらをサーベイ(ネット調査・特定の対象者群での調査2サンプルで)。
→体験率からみても,SEMからみても,
IMEs → OBFs → OBA
という因果関係が適切なモデルとして選ばれた。
*本日の擬人化された主役は「TPJくん」(temporoparietal junction)。お話だけだが。
*金縛り体験のない発表者と私。しかしIMEs経験ならあるので素質十分か。
*そのあと話の流れで,各自の「こわいものごと」披露会になる...
今日もまた人に会う。定例ではないところの。
研究室訪問の方とお話を1時間ほど。あれこれ正直な☆
院生と話してみたいというので近場にいた院生さんに「つなぐ」。
移動して。
学内のお役目的に40分ほど。
090716[bx1]-1 semantic memory; object use
Semantic memory in object use
意味性認知症4例とヘルペス脳炎1例の,5例を対象とした研究。
タイトルもオーソドックスだが,研究のスタイルもたいへんにオーソドックス。
一昔前の神経心理学論文みたいな。
意味記憶障害が軽度の時は物品使用にあまり影響を与えないが,
重症度が高くなると物品使用障害が出現する。
(軽度の間は,"non-declarative components of memory"が物品使用能力を支えるのでは,
ということ。)
090716[bx2]-1 music; emotional value; emotional experience; context-dependent styles of processing
Eyes Wide Shut:
Amygdala Mediates Eyes-Closed Effect on Emotional Experience with Music
と,目を閉じないで音楽を聴くときにくらべて,
1) emotionalityの評価が上昇する,特にネガティブな感情を喚起する音楽の時に。
2) 扁桃体のactivation。青斑核,腹側前頭前野のco-activation。
のだそうだ。
090716[mz3]-1 mutual liking; meta-acuracy
Mutual liking and meta-perception accuracy
予備実験のあとに本実験。
初対面の異性と10分間クロスワードパズルを一緒に行う。その後,
1) その相手がどのくらい好きか,
2) 相手の性格特性の評価(形容詞15対を6件法で),
3) 相手が自分の性格特性をどのように評価しそうかを回答(同じ形容詞15対)
4つの仮説が検討される。
similarity hypothesis; expressivity hypothesis; attentive hypothesis; interaction hypothesis
→お互いの好きの度合いが似ている状態で,
メタな正確さ(相手に評価される自分の推定)が上昇する。
その理由として4つの仮説が検討されたが,interaction hypothesisが支持される
(アクティブにインタラクションがあるゆえに,正確になる)
で,特にお互いに好きどうし,というときに。
だいたい30分~1時間ずつ,
いろいろな人々と会う一日。
1) 科研費のプロジェクト会合。
2) 研究室合宿幹事と,事後精算のためのあれこれやりとり。
3) 今週月曜日の「お役目」のレコード確認と話し合い×1名◇
4) 研究室訪問の方とお話(そういうシーズンです)★
5) 先週月曜日の「お役目」のレコード確認と話し合い×2名◇
6) 研究室院生の「結果」議論(をそろそろ片付けよう)。良いアイデアが。
7) 今週月曜日の「お役目」のレコード確認と話し合い×1名◇
8) 研究室院生の,良いアイデアでさっそく統計してきましたの「結果」議論。
9) 立ち話で「悪魔のお誘い」(なぜ,私とあなた,だけでなく,「その人」のことを持ち出すのか)
10) 悪魔のお誘いの直後,その近くに来られた方と,部屋で
「悪魔の巣窟」あるいは「伏魔殿」という話をしながら,
ある検査の「所見」の書き方のご相談。☆
ま,その都度頭を切り替えないといけないわけです。
スイッチング課題のようなもの。
090714[y][bx2]-1 depression; self-focus
Increased self-focus in major depressive disorder is related
to neural abnormalities in subcortical-cortical midline structures
DMPFCの賦活量と抑うつの重症度・絶望感に,
腹側線条体・視床背内側部とネガティブ感情刺激への自己関連性の評定に関連が見いだされた。
090714[mz1]-1 regression; repetitive thought; depression; anxiety
Repetitive Regret, Depression, and Anxiety:
Findings from a Nationally Representative Survey
後悔の高さ→anhedonic depression & anxious arousal;
後悔の高さ×繰り返し思考(交互作用)→general distress
という結果。テレフォンサーベイ(←なんて今でもできるのか)
090714[mz1]-2 social anxiety; psychopathy
The Upside of Being Socially Anxious:
Psychopathic Attributes and Social Anxiety are Negatively Associated
タイトルの通り,社交不安とサイコパシー傾向は負の相関関係にある。
090714[mz3]-1 positive self-statements; self-esteem
Positive Self-Statements: Power for Some, Peril for Others
そのようなpositive self-statementsは,常にポジティブな効果を有するわけではなく,
高自尊者にはあてはまり,低自尊者はむしろ良い気分は減少する,
という実験その他。
そりゃそうだよなあ。
言ってみたところでなんだか空しくなるってことは,日常的に経験するところだ。
午前中,先週とまったく同じ時間帯で「お役目」を。
(まるで定例化しているようだが,少なくとも来週は祝日だ)
午後は何人かの人に会ったり,メールのやりとりをしたり,
こまごまとした事柄を。
いかんせん,
全身的に筋肉痛的な疲労感がまだ。
国立大学法人で教員をしているひとりでありますし,
讀賣新聞購読(している,というよりさせられている感いっぱいですが)者ですので,
もちろんしっかり眺めました。
これ,毎年繰り返しやるつもりなんだな。
8日朝刊に東日本,9日朝刊に西日本。
☆このデータは,とりあえず新聞を読まないと出てこないらしい
(=新聞社の「取り締まり」厳しいらしい)。
☆ここ数日よく「検索されて」いるので,昨年に引き続き2009年の感想も記しておこう
昨日のこちらの論文で使われている方法(が書かれているらしい;未読)。
メモ。
090709[mz3]-1
It Takes Two: The Interpersonal Nature of Empathic Accuracy
「特性共感」は,相手の感情表出が大きいときには関連するけど...という結果らしい。
090709[mz3]-2
Naturalistic social cognition: Empathic accuracy in mixed-sex dyads.
相手の身体的魅力とか,自分の関心の程度とかGPA(成績)とかセルフモニタリングの程度に
よって,共感の正確さは左右されるんだとか。
090708[bx2]-2 empathy; fMRI
The neural bases of empathic accuracy
ミラーニューロンシステム(shared sensorimotor representation) &
mental state attributionにかかわる領域の賦活に依拠するのだそうだ。
090708[bx2]-1 ToM; blindness
Growing up blind does not change the neural bases of Theory of Mind
先天盲者における「心の理論」(ToM)課題遂行中の脳活動を検討。
→晴眼者と同様に,両側TPJ,MPFC,PC,aSTSの賦活。
ToMの発達に,視覚経験は不可欠,というわけではない。
まあ週内変動が大きいので,だからどうということもないのだが,
それにしてもそのXY.ZkgというXY部分の数字は,
久しぶりに見る。
なんだかカラダが全般的に縮小傾向ですな。
帰りの電車の中で読了。
『人の気持ちがわかる脳─利己性・利他性の脳科学』
タイトルにあげた2ヶ所(だけ)気になった。
耐え難きを耐え忍ぶ脳=腹内側前頭前皮質,
(不公平・不公正は島皮質前部)。
トリプトファン・チャージで不公平に対する許容範囲を広げ,
トリプトファン・オフ・ダイエットで許容範囲を狭める,という(現時点では)架空の状況。
こちらは「夏学期」終わっていませんで。
暑い中東京へ。
半球優位性,脳梁離断症状のあれこれ。
左とか右とか錯綜してしゃべっている方も混乱するんだけれど。
60分ほどで終わってしまうことは事前に予測できていたので,
準備しておいた「扱っていないところ」,
「失算」と「認知症」を,プリントで。
午前中,
あまりまわってこない(ふだん忌避しているわけではないのだけれど)
お役目,「2時間」きっちりと。
その後,研究室の院生さんと研究の相談。
お疲れ気味なのかいつもの冴えがやや鈍ってる気がしたが。
「考える順番」について,手順付き指示。
その後,会議。
本日(午前中に,私がタッチしないところで)行われたことについてのあれやこれや。
このように2年経過しようとしているというタイミング,そして
妻の携帯が「第二世代」(vodafone)なので,よく買い換えるようにとのお誘いが来ることもあり,
ついでに,
もし私が今買い換えるとしたらどうしようかと眺めてくる。
(積極的にはそそられていない)
妻はだいぶiPhoneに傾いている様子。
娘は「オムニアポップ」というコトバを覚えるくらい,こちらがいいらしい
(単にお絵描きしたいだけなんじゃないかと思う)。
総合すると,平均24回開閉しなくていいように,デザイン的には
最初から画面だけのタッチパネルにしようかなというキモチらしい。
スライドもせず。数字キーもなく。
秋モデルまで待ちましょうかどうしましょうか,というところ。
090704[mz3][bx1]-1 affective control; IGT; impulsivity; binge drinking
Affective decision-making predictive of Chinese adolescent drinking behaviors
IGTのパフォーマンスの低さと,UPPSで測定する衝動性のうちのurgencyの高さは,
1年後のbinge drinkingを予測するという。
090704[y]-1 savant syndrome; autism; calendar calculation
Calendar calculating in savants with autism and healthy calendar calculators
過去から未来にわたって,「何年何月何日が何曜日か」すぐ言えるサバン症候群の人たちと,
サバン症候群ではないカレンダー計算が得意な人たちの,
過去・現在・将来の日付と曜日のマッチングの正誤判断。反応時間も。
サバン症候群の人々は,過去と現在の正誤判断の正答率が高くかつ反応時間も速いが,
将来の正誤判断の反応時間は,両群間に差がなかった。
→サバン症候群の人々は,過去に関しては rote memory で覚えているという解釈。
テキなのかミカタなのかよくわからない,
「説明不足を美徳としているのだが,実生活では思ったことを口にしてしまいがち」な人と。
悪魔とか
被害者同盟ということについて
話をする。
「おいおい,言わぬが花でしょう」,と,
私も思いつつ。
期せずしておふたりともイメージングスタディ。
Neural correlates of self-evaluative accuracy after traumatic brain injury
頭部外傷患者が人格特性語群を(1)自分にあてはまるか判断,(2)ポジティブかネガティブか判断
をしているときの脳活動を測定。
→内側前頭前野の賦活。TBI群では,右側頭極,前部帯状回,脳梁膨大後皮質なども。
PCRSという尺度の自己評価と他者評価のズレの大きさと,右背側前頭前野の賦活が負の相関。
などなど。
→→内側前頭前野と右背側前頭前野を含むネットワークが,自己参照的内省に重要。
病態失認にも絡むかも。
・司令官=左脳,偵察兵=右脳,というアナロジー(byこの本★)をマクラに。擬人化は良い手法らしい。
否認や抑圧や防衛機制や作話...
・メタ認知の問題があるとか,病態失認のある人々に対する認知リハってあるの?どういうの?
Neural systems mediating field and observer memories
例のこれ。
自伝的記憶の想起において,first-person/field perspectiveで想起するときと,
third-person/observer perspectiveで想起するときの脳活動の違いについて。
→三人称的視点での想起では,両側島,左M1/S1などの活動が減少する。
→一人称的視点での想起では,辺縁系の活動が増加する。
→→想起時の視点の違いには,単なる情動性の強さだけじゃなく,
(三人称的視点での想起では)physical, emobodied-selfのdisembodiedってことがあるかも。
・そういう知見は,ご自分の研究に役立てられそうでしょうか?
・社会不安の人々は,三人称的視点を取りやすいと教科書的には言われているが,
その不安を軽減させるために,実際たたいたりさわったりするってことが
neuroscientificに意味あるのかもしれない。
ボディ・スキーマとボディ・イメージの違いとか,
multisensory neuron(多感覚ニューロン)とか,
そういうのを知るためだけでも読む価値があると思います。
こちら。昨日の帰りの電車の中で読了。
Cortex 45-8は[パーキンソン病と言語と認知]特集。
以下の2本が気になりました。
090701[bx1]-1 PD; verb production; executive function
The impact of executive functions on verb production
in patients with Parkinson's disease
・ 動詞産出課題において,他動詞よりも自動詞で成績不良。
090701[bx1]-2 PD; pragmatics; ToM
Irony comprehension and theory of mind deficits in patients with Parkinson's disease
・ 「皮肉」か「嘘」かの区別課題において,「皮肉」の成績が低下。
090701[y]-1 depresive symptoms; goal disengagement
Depressive symptoms can be useful:
Self-regulatory and emotional benefits of dysphoric mood in adolescence.
抑うつにも適応的側面がある★という話。
19ヶ月,4回にわたる測定で調査検討。
初回の抑うつ症状の高い人々は,
その後goal ajustment capacitiesのうちの"goal disengagement capacities"を高め,
またその能力の高まりが当初の抑うつ症状を軽減させる,
という。
なぜそれをもっと早く/事前に言わないのか,と,
やや反発したくなる「良い知らせ」がもたらされる。
事情を聞くと...やむをえないか。
いや,それでも。
唐突にそういう話になるようなたぐいの話ではなく,
それ以前のどこかのタイミングで思いついて
あらかじめ検討されていてしかるべき内容だと思う。
研究計画のことで1時間強。
単純な先入観で,尺度ときたら顕在的,と思ってしまうところはあるが,
よく考えればそれを少し潜在的なものと捉えることはできるのかもしれない。
Vorbewusste,みたいなニュアンスで。
引き合いに出している概念間の関係を整理するように
(主題に沿うかっこうで),
という指導。
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