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12 sept. 2009

090912[bx2]なんでもかんでもまねするわけじゃない

090912[bx2]-1 imitation; mirror neurons; response inhibition
The Brain's Intention to Imitate:
The Neurobiology of Intentional versus Automatic Imitation


誰かの行動を観察すると,(ミラーニューロンシステムの働きによって)その行動を模倣する

なんて,ふだん実際のところ

私たちは全然していない


そのような自動的な模倣は抑制され,必要がある場合に意図的に模倣をする,
というのが自然である。


そこで,そういう自動的模倣(を抑制する)/意図的模倣をする,の脳内基盤を探りましょう,
という論文。
fMRIとTMSで。



(Fig. 5のキャプションを読むと...)

● 自動的模倣の抑制
   右の中下前頭皮質→右運動前野,
   右運動前野→両側頭頂皮質・頭頂間溝領域((→右運動前野にフィードバック))
   という流れで「反応抑制」。

● 意図的模倣
   右運動前野→左(前頭-頭頂)弁蓋
   という流れで「gating」=反応抑制度合いの調整によって☆。


こういう状態は "echopraxia"とか"imitation behavior"とよばれる神経心理学的症状です。
前頭葉損傷で生じることがあることは,以前より報告されている(し,論文にも触れられている)。

 *


基本は「反応抑制」ということです。
MNSは大事なコンセプトだけれど,そればっかりでは立ち行かないことが山ほどあって,
むしろ(やはり)抑制システムの研究と絡めて議論した方が有用な気がしました。
単なる感想。

 *


この話の流れでは,頭頂葉領域に問題があるために抑制が減弱することがありうるわけで,
それってCBDの表出過多側症状(alien handとか「接近現象」とか)にも通ずるところがあるのかな?
なんとなくそんなことを考えたり。

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