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13 sept. 2009

「第7章」が気になったので購入→読了

この本です。

流し読み気味ではありますが読了。


「俗説、インチキ、疑似科学……に、さよなら。」
という帯にあるようなスタイルで全章進行。
さよならするには,
こんな風に研究は行われていて(方法論),
こんな結果が得られている(データ/エビデンス)から,
こういう風に考えられるだろう(論理),という3点が重要ですが,
新書らしからぬほど,ちゃんとしているように思われます。


各章冒頭の著者の「ご経験」と,
各項の終わりに挿入されたりしている,
たいそうあっさりばっさりとしている「寸評」みたいのが,
他の本にはない面白さかもしれない。
クール。

さて,ではこの本をたとえば高校生とかに勧められるかといえば...

特にその第7章冒頭の記述のせいで,
(例の配布冊子中の)「この図書を推薦しますよ」で推薦したら,
またどこかから,「ご意見」や「お叱り」を受けそうだな。

ちなみにその第7章は「異常な世界へ」という章名ですが,
p.226~236あたりに記述されていること自体をそう呼んでいる,と読むことも,
不可能ではないですね。
少なくとも,私にはそのような意味に「も」取れました。
そう思っているからなんでしょうね,きっと。

 *

228ページの2行目に
「二年前から風向きが変わっていたからである。」
との注意すべき(趣のある/含みのある)記載がある。
どの時点からどの時点の二年なのかはやや曖昧ですが。

でも,
風向きというのはたしかに変わっていると思います
ここ数年,本学に入学される人々に接している私の経験においても。
それは健全な変化だと思います。

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