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30 oct. 2009

第33回高次脳機能障害学会2日目

2B2-1から2B2-4「失行」セッションに出る。
いつもより「へー」とか「うー」とかうなっていた気がする。興味深く拝聴。
質疑で質問しようとしたが当てられなかった;残念。


午後は,シンポジウム「古典症候の解体から新たな介入に向けて」に参加しまして,
二番目の演者として25分(+αオーバーしてしまった),お話いたしました。

シンポジウムのタイトルを真に受けてかなり「解体ショー」してみましたが,
ではその後どうするのか,という点については明言を避けたりする。


※2009.11.1追記しました;特に飲み会部分※

失行にお詳しい先生方には「頬杖ついて眠ってもらうように」「口頭命令」したのですが,
あまり眠ってもらえなかったようでした...

明言を避けたのは,症例の蓄積→(たとえば)クラスター分析してグループ化すべき,
という方法論上の思惑があるからです。
誰々のいうなんとか失行,
という失行分類が錯綜しているのが,「解体すべき」理由のひとつですから,
私がデータに基づかず主観的に分類してしまったら,それは本末転倒なのです。


 *


学会終了後,
サッポロファクトリー内レンガ館の,トンネルの中

面白いメンツ([失行]タグのついた人々とその関連の先生方,というなんともディープな)での
飲み会に参加して,
たらふくビールを飲む。

昔からの知り合いや(先生方や),新たにお会いしたお若い先生方と。
楽しい時間を過ごしました。


以下ポイントを。


 ・ サプライズゲスト!! 飛び入り参加の先生に。
   緊張感漂う...直立不動。私だけじゃなかったみたいだが。
   先生にあの論文を紹介されなかったら,私ここにいなかったかもしれません。

 ・ 偉い先生方からは離れた席に...だってあの話のあとじゃ,お叱りを受けそうなんですもん。

 ・ 最初右隣におられた大御所先生に。
   1) 「使用失行」はダメですかって,「使用失行」を流行させている当の先生に尋ねられる。
     ...ダメじゃありません。でも私,今回は使用「障害」としました。話の都合上。
   2) カメラのシャッターが押せないのは,二項関係ではなく,
     被写体を含めた三項関係に問題があるからだと。真剣に思いました。
   3) 奥様先生と仲良しなんですねぇ~

 ・ 左隣におられたkob先生に。
   1) タクシーの中で「何から何まで考えが一緒で質問もありませんでした」と言われる。
     ま,そうかもね。
   2) むしろタグに関係なく,生理指標のお話とかを。
   3) もう少し手と物品のインタラクションの話を入れろとか,ダメ出しされると思っていた。

 ・ 右斜め前におられた先生には,会場で直後に褒められた(ちょっとうれしい)。
   今度D論を出されるとのことで,ばしばしと「おしえてさしあげる」ようにしてください。
   京都のお師匠は,今回お見かけしませんでしたね...

 ・ 東北関係のおふたりの「おねえさま」にいじられる☆。
   1) 「一升枡には一升しか入りません」←私の本日のしゃべりの内容をかように評される。
     ※今回の銘記すべきセリフはこれだった;すぐにiPhoneにメモしてしまった※
   2) 「もっと堅い人かと思った」と。それは...堅くなさすぎという意味と思われましたが。
   3) 「テレビに出なさい。」と;プロフェッショナルとか。なんでやねん。
      以上,「かわいいほうのチューリップの名刺」をくださった先生。
   4) 10月の私の様子を「いたわられる」。よくアクセスされてましたもんね。
     むしろちゃんとやっとるのか心配されていたのではないかと。
   5) ドリンクのチョイスがかわいらしく(笑)振る舞いもそうされておられたのですが,
     結果的にどんなに飲んでもなんも変わらないですな。酒豪,ですか。
      以上,このイベントの立役者の先生。マニアックな質問あれこれをありがとうございます。
   6) 実際のところ,先生たちのいらしたところファーストチョイスでしょどうみても,
     という話をしたら,喜ばれた。そして新たに,セカンドチョイスの紹介をされる。
     たしかに。今後機会が生じたらそうします。
   7) ま,なんといっても“女系”らしい。はいそれは,学会会場での皆様の様子だけでわかります。
   8) (この期に及んで)年を聞かれる。素直にお答えしましたところ,
     そのリアクションによって(←そんな露骨に驚いちゃいけません),
     おねえさまたちが「おねえさまたちである」ことを,本日知る。
     おねえさまがた,お若いですよ。
     でももう15年近く前(?!)から顔見知りですね私たち。
   ☆そういうことってあまりないので,とっても新鮮でした☆

 ・ そうですかあなたでしたか。高知からアクセスしてくださるのは。
   という「ネット世界→現実世界」での出会い。
   今回のご演題のことで,むしろ私があれこれお伺いする。
   
 ・ え,CPさんで高次脳機能障害学会におられるのですか?すばらしい。
   ご出身の大学院の有名なあの先生はとてもいい人なのですが,
   風貌がまた言及せざるを得ないほどすばらしいですよね。

 ・ なぜか筑波大学のお話を。
   そして介入における「解決指向型」アプローチの可能性について。
   わからないけどでもこうしたらうまくいった,を拡げていくことについて。
   (冴えたタイトルのご演題があったそうなのですが,見ておらずすいません)

 ・ その他に,OTの先生方やSTの先生方ともお話を(奥様先生のお弟子さんたちらしい)。
   でもそうそう,偉い先生方ともっとお話をした方がよろしいですよ。
   こういう場での人脈の拡げ方としては。


 *


今回の学会,最初から最後まで私,[失行]タグのついた学会でありました。

難しいと言われようとも,マニアックと言われようとも,
ここが一番この研究領域で「面白い」ところであるという気持ちは,ずっと変わりません。


 *


来年の第34回総会は 大宮ソニックホールで11月18日(木)・19日(金)に。
そして再来年度第35回は鹿児島での開催だそうです。

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Commentaires

先日はどうもありがとうございました。ご専門の先生方との出会いも非常に貴重だったのですが、久しぶりにmochi先生とゆっくりお話できたのが良かったです。
また是非ご一緒したく思います。

Rédigé par: kob@tokyo | 31 oct. 2009 22:16

いえいえ,こちらこそお越しいただけてよかったです。

またの機会に期待しましょう。

(と,振っておきましょう)

Rédigé par: m0ch1 | 01 nov. 2009 10:14

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