「お茶の間の脳科学」と「現場の脳研究」の違い
『脳科学の真実』(坂井克之)という本を買う。
じっくり読みましょう。
書名の「脳科学」は,たぶんお茶の間側を指すコトバです。
*
お茶の間脳科学本にはさっぱり関心がなく(本屋でパラパラしたらわかるっしょ),
学生さんにどこそこに書かれていたと聞かされても???なことが多いのですが,
実はこれだけはちょっと気になっている。どうしたら「脳的」な話ができるのかと。
しかし恥ずかしくてとてもじゃないけど買えない。
誰か買ってしまった人がいらっしゃいましたら,読み終わったら貸してください。
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Commentaires
読み終わりました。
オススメです。
第三章や第四章なんかは特に。
『前頭葉は脳の社長さん?』
『心の脳科学』
といったすばらしい著書をお持ちの先生ですけど,
それはタイトルとして
◎「脳の擬人化」的 だったり,
◎書名に(「脳研究」ではなく)「脳科学」と入れることで,
「脳科学」ブームにいささかはのることになり
結果として,売り上げに貢献し社会に影響を与えているているところも
あるのではないかと思います。
(先生の意思・意図がこれらのタイトルにどのように反映されているのか,
その経緯は存じ上げませんが)
この本で批判的に検討を加えられている事項に当てはまる部分も,
ないわけではないのかなと。
脳研究に限らず,科学と社会の関係について
あれこれ考えさせられました。
Rédigé par: m0ch1 | 17 oct. 2009 14:59