平成22年度卒論折衝第八号案件
少し前にメールでやりとりをしていて,本日面談する。
「あることをする(っていうより,そういう状態になる)」「その体験」について研究したいという。
それは本学に入学した頃から漠然と考えていたテーマらしい。
で,それ周辺で,いろいろと関連づけて考えてみたいことも。
そういうのは大事にしたい。
だがしかし,
それをまっとうに扱った心理学研究は,
探したけどないようで(ないであろうことは十分想像できる),
キーワードとして出現したとしても,実証的研究では全然なさそうで,
さあてどうしましょう,というお話を。
それに正面からトライしたらどうでしょう。
感情絡みの話であることはそうなんで,
どう絡んでいるのか解きほぐしたらいいんじゃないかと。
発展の方向によっては,発達領域だったり社会領域であるような気がするが,
それそのものだと,当方とは「やや領域的に不適合」かもしれない。
なにより私,その中核コンセプトであるところの,
「あることをする(そういう状態になる)」「その体験」
そのものを近頃体験していないし,これまでの人生でそんな体験あったかなぁ
(つーかみんなそんなに体験しているのか??)
ってことでもあり。
ピンとこない。
つまり,私には不適合,なんでしょう。
そういうことは白黒はっきりさせておいた方がいい。お互いのためにも。
やや説教くさくなってしまったところがあった。
努力していることはよくわかっているのだが,せっかくだからこれまでの学習や経験を活かして,
[自分であれこれ考える]作業があるといいなと思ったのと,
そんなに抱えていたテーマであるならば,
もう少し粘り強く折衝してもいいんじゃないかと思ったので。
*
実は今年度折衝で,この第八号案件の提案者が初めての「男子学生」だったのであった。
昨日そのことやらあれこれを,ふらっとやって来た研究室の女子院生に話したら,
「じゃみんな女の子ならいいのか」みたいな話になってしまった。
そんなつもりはまったくない。テーマ第一主義。
で,研究室構成としてバランスも取れていたらなお結構だと思っている。
でもなあ,そうは言っても,
これがもし逆転的状況(つまり,ずーっと男子学生ばかり)だったとすると,
それはそれで,だいぶ気持ちへこむだろうなあとはやっぱり思うよ。
しゃーないじゃん,男なんだから。
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