平成22年度卒論折衝第二号案件
(第一号案件からけっこう日が経っているのですね)
夕方,ご相談を。1時間ほど。
今関心のあることを 9項目 列挙されてきた(これは初めての経験)
## 絞りこめ! ##
...絞りこむ共同作業を。
全項目お話を聞いて,
まず1項目,「実現可能性の観点から」(倫理的配慮の観点から)消去していただき,
ついで,本人に優先順位をつけてもらいつつ再検討。
ここでさらに1項目脱落。
どうやら中心的なコンセプトは「対人」らしく,
そうであるとすると,臨床領域か社会領域か,ってのがけっこう残った。
あとは私の独断と偏見による「卒業研究テーマとしてどうか評価」◎-○-△を
つけながら,考えたことを遠慮なくspeak outする。私が。
◎がついたのは2項目。
ひとつは「オールマイティ」で,実験しようと思えばいくらでもバリエーションがあろう。
絶対実験。実験でしか検討できません。
もうひとつは,私もちょっと関心がある,あちら向き矢印/こちら向き矢印の話。
実験しますか,質問紙調査ですか。どっちでもいけそうですね。
◎~○~△ → 「どうなるかわからないけどうまくいったらいいかも」が1項目。
「B」と「C」,という,高校時代から関心のある話題のようだが。
BもCも,もっと分解組み立てする気があるなら。質問紙調査なんでしょうね。
○が1項目。
それも現象をうま~く絞り込んでの実施が必要。それにかかっている。
テーマは面白いんだけど,適切な方法がどうなのか思いつかない。
○~△が1項目。
私とご本人の抱く結果の予想が異なる。どちらがより妥当か勝負する気がある?
勝つ自信たっぷりなんですが。やるなら質問紙調査。
△が2項目。
...いろいろ言わずにやめておきましょう。というよりも,少なくとも私は適任ではない。
ちなみに,本人の順位付けでは2項目が同点第一位だったのだが,
そのうちの一方は,私の評定では△だった。
ま,折衝ってそういうもんでしょ。
あなたの思うことと私の思うことが大きくずれることも,往々にしてある。
いろんな先生を巡るようにと指導している立場から申し上げると,
絞り込みすぎると,それはちょっとねぇ~と<拒否される>確率も上昇し,
絞り込まなさすぎると,もうちょっと絞ってから来てね~と<あしらわれる>可能性もある
「ひとつに絞れとは申しません」。
でも,2~3に絞るのはいいことだと思います
→ 「先行研究」にもあたりやすいでしょう?
*
明日も午後,おふたりと,「折衝案件」絡みでお会いすることになっております。
「 06. CHORES 【働】」カテゴリの記事
- 入試デイズ(25年度8月期)3日目(2012.08.23)
- 入試デイズ(25年度8月期)2日目(2012.08.22)
- 入試デイズ(25年度8月期)1日目(2012.08.21)
- 「高次脳機能障害者支援従事者研修会」(2012.08.10)
- 大学説明会2012(2012.08.01)
L'utilisation des commentaires est désactivée pour cette note.
Commentaires