NPJC091105
右半球脳卒中患者で
患側左手指への感覚刺激のdetection,および
どの指なのかのlocalizationが低下しているときに,
自分の健側右手指を使って左手指に刺激を与える状況にすると,
左手指のdetection/localization成績が向上する現象を
"self-touch enhancement"と呼ぶらしい。
(半側空間無視があると,この現象は生じにくくなるらしい)
※読んでみたらそんなことはないらしい(11.6追記)※
この現象についての実験的研究。
4例を対象としている。
患側左手指を左半空間/右半空間に置くかという点を実験1~実験5までの共通項として,
実験1) 患側左手指をタッチするのは他人(検査者)
実験2) 患側左手指をタッチするのは自分・健側右手指
実験3) 患側左手指をタッチするのは他人(検査者)
/ラバーハンドをタッチするのは自分・健側右手指 で 指の位置が対応させる
★患側とラバーハンドは同じ半空間に
実験4) 患側左手指をタッチするのは他人(検査者)
/ラバーハンドをタッチするのは自分・健側右手指 で 指の位置を対応させない
★患側とラバーハンドは同じ半空間に
実験5)患側左手指をタッチするのは他人(検査者)
/ラバーハンドをタッチするのは自分・健側右手指 で 指の位置が対応させる
★患側とラバーハンドは異なる半空間に
(もうひとつ,時間的にずらす実験6を1例に対して検討)
というような実験ですが(読むだけで複雑でしょ?),
実験状況の理解にまず時間がかかり...
ついで4例の結果を読み解くことも時間がかかり...
マニアックすぎて,すんなりとは咀嚼しがたいので
じっくり読んで考えまして,おいおい追記します。
*
発表者の黒板に描いた絵は
絵心あるわ(笑)
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