「見解」という作文への,いくつかの個人的見解
昨夜,家に届いていた。
べつにスパイ活動をしているわけじゃない;うちにもおひとりいらっしゃる。
せっかくだから放言しておく。
意味不明という方は読まなくてけっこう。
■ ところが...もし...どのようになるのでしょうか・・・ (のパラグラフ)
→その教育体制にこそ問題があるのでは,という 見解 もまた成り立つ。
教育体制に問題があるのであれば,専門職能性もまた十分に成立しない気がする。
教育体制というより制度設計そのものこそが問題だと思っているけど。
→ところでどういう状態になったら専門性やら専門職能性やらが身についたことになるのか,
いまだにはっきりしない。
→で,どのようにでもなればいい。ただし,現状以外の状態に。
もう少し幅ということは必要だ。平準化しすぎている。カリキュラムも,仕上がりのイメージも。
バラエティこそが「専門性」「専門職能性」に繋がると信じて疑わない。
■ 看過できない問題点。
改変される陥穽のあることに留意する必要があります。☆
カリキュラムの改変による真に役に立つ臨床心理学が
心理学の名において拡散する危険性をはらんでいることを知らなければなりません。★
→☆これまでが落とし穴だったという 見解 も成り立つ。
陥穽(の読み方は→)「かんせい」。意味は落とし穴。
→★この文章が一般の人々に理解されるとは,とうてい思われない。
置き換えてみたらいい。たとえば,
カリキュラムの改変によって真に役立つ精神医学が
医学の名において拡散する危険性をはらんでいることを知らなければなりません。
カリキュラムの改変によって真に役立つマクロ経済学が
経済学の名において拡散する危険性をはらんでいることを知らなければなりません。
なんのこっちゃ。
固有性に力点を置くという背景的思想信条が滲み出る。そんなに,固有なのですか。
→その点こそが,看過できない問題点。
そこまで固有性を主張するなら,臨床心理術とか,臨床心理技法とか,
学を外して「心理学じゃない」って言ってみたりしたらいいじゃん。
■ 一方 (のパラグラフ)
士会のあり方にも疑問を強く感じます。
→へぇ。この対立的構図は新鮮ですね。
がんばれ士会。という 見解 を表明しておく。
■ 俄かに賛同することはできません。...
果たして...とは思えません
→じゃどういう理由なのさ,という点が不明瞭なまま投げかけられると,
要するにきみらの そ の 組 織 のせいじゃね?と思えなくもない。
ひとつの 見解 。ひとつの 見解 。
果たして,ひとのせいだけなのでしょうか。そんなことでコトがうまく運ぶとは思えません。
■ 極めて重大な危険性を含んでいるのではないかと考えています。
→学問的基礎は,臨床心理学だけじゃなく,基礎系心理学を含めた心理学全般で
あるべきだと思っています。それは私の 見解 。
こう書いている方(たち)の学問的基礎というのは,どうやら臨床心理学だけみたいで,
それ以外を含む心理学全般ではない,含むことはありえない,みたいです。
そのように読めます。
その考え方のほうが,より極めて重大な危険性を含んでいる,どころか,
実際危険であり続けてきた, と考えています。
→根幹から揺るがされてみたらいかがでしょう。
*
どうもその名は,私の注意を「下」や「左」に向けさせるみたいでして。
で,どういう方々が「ワーキンググループ」のメンバーなんでしょう。
この「見解」とやらは,協会の総意のようなものと考えてよろしいのでしょうか。
そのあたりが,私にはさっぱり不明です。
部外者なんで。
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