09神経心理学-11&12
言語。
私にとって最苦手分野だとしても,
外すわけにもいかない。
いつもより,配布資料とかパワポに修正を加えていて遅れ気味
なうえに,
印刷機のある事務室が「本日臨時閉室」(←そんなことしらなかったぞ)のため,
印刷に手間取り授業に★遅刻して登場★。
開始が遅れたことをお詫びして
(↑そういえば遅刻して受講する彼らに詫びられたことはほとんどないな;不均衡)
ちゃんと「苦手です」と明言。
さらに「失語症学」のテキストはこんなふうに
(失語症以外の)「高次脳機能障害学」のテキストより厚いんだぜということを見せる。
...これら,セルフハンディキャッピングというならそのとおり。
そんなこんなで,テキスト版もppt版もけっこう変えた
(テキスト版は,少々ミスがあったところを修正したのがこれ)
*
サザエさんのエンディングに出てくる家みたいな,例の「W-L図式」をもとに
類型の話,みっつの観点を説明。
続いて,失語「症状」についての解説。
いろんな説明で「オタク」を連呼していたのだが...
それで1コマ終了昼休み時間に。
2コマめの冒頭は,「ハイブリッドCD-ROM」で実際の患者さんの発話を
聴いてもらう→「話せばわかる」かどうか。5症例のサンプルを。
で,わかるような気がするが,
それをSLTAとかWABのプロフィールにしたらたちどころに「類型」(診断)できるかっていうと
そうでもない難しい側面があることを。
言語聴覚療法はもちろん,患者さんにとっても必要で大事なんだけど,
それプラスの,心理面でのサポートがありうるみたいな話をする
(なんてったって,「心理」学類の方メインの授業ですから;
神経心理にも明るくて,かつそういうことのわかる「心理士」が出てきたらいいなあと思っているし)
あとはDRCとか(『失語症学』の8ページに)。
ここで「オタク」が出現することの呼び水だったわけなんだ。
※その遊びゴコロ(たぶん)は気に入ったので,これまでの図と差し替えて使用(笑)
もちろん,トライアングルモデルも(こちらもオタクだ(同書12ページ))。
*
「図式」を黒板に書いて説明して,ずっと消さずにそのまま使うのはいいことだ。
今日はそうやった。
特に意図していたわけではないのだが。
資料としては,読み書き(失読・失書)も含まれているのだが,
最初から「終わるはずなく次回送り」予定であった。
予定調和的計画的所業。
来週はそこから再開して,後半はがらっと遂行機能にチェンジ。
(つまり,80年代あたりのこの業界のトレンドになってくるというわけです)
*
それにしても,
授業前にあちらのページからppt版もダウンロードして
授業のときに手元に準備している人がいるようなんだけど...
すごいなぁと感心している。
★なんとなく,潜在的にも顕在的にも,「不登校」っぽくもあるというわけだ。
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Commentaires
「TAはつかないんですか」
と受講している学生のおひとりに尋ねられた。
「TAは偉い先生にしかつかないんだよ」
と,まことしやかに答えてみた。
TAがつくと,
資料印刷のために
事前に提出しなきゃいけないでしょ?
そこがネック,というのがホントのところ。
...当日までかかるのだよ。
Rédigé par: m0ch1 | 23 janv. 2010 08:43