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05 janv. 2010

100105[bx1]graphesthesia;「形」か「動き」か

「皮膚書字覚」。

閉眼下で,検者によって手のひらに書かれた字を認識すること。

100105[bx1]-2 graphesthesia; agraphesthesia
Graphesthesia:
A test of graphemic movement representations or tactile imagery?


皮膚書字覚はどんな仕組みで成立しているのかを,健常者対象に実験。
 仮説1)空間的表象を形成→書記素(graphemic)表象へアクセス
 仮説2)「動き」のワーキングメモリ→(貯蔵されている)書字に伴なう動き表象とマッチング

つまり,
そらに描かれた「形」要素が大事か,そらに描かれた「動き」要素が大事か。


方法はいたってシンプルで,ひとつの文字を
正順に(筆順どおり,というか)書くか,逆順に書くかで,成績がどう変化するかをみる。
 皮膚書字覚が仮説1のように成立しているならば,正順でも逆順でも成績に差はないだろう。
 仮説2のように成立しているならば,逆順で成績が低下するだろう。

これらを,触覚条件(閉眼で,被検者の手のひらに)と視覚条件(開眼で,紙の上に),
いずれもスタイラスを使い,書かれた文字の痕跡は残らない。

→順序×モダリティの,正答数を従属変数とする2要因ANOVAで交互作用が有意。
  逆順条件において,触覚条件と視覚条件の正答数に有意差があり,
  触覚条件では成績が落ちる。
  →→仮説2の方を支持。

 (反応時間を従属変数とした場合には,モダリティの主効果のみ=視覚条件で速い)


 *


著者らはこのメカニズムを,
CBDにおいてみられる失行や失行性失書と結びつけて考えたいようです。


 *


Heilmanチームの論文は好き。
仮説検証的でメカニズム探究的で,わかりやすい。


マニアックだとは思う。十分に。

 

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