09 神経心理学-17&18
前半は「半球優位性」=脳梁の神経心理学。
後半は「意欲・動機づけ」(新ネタ!)。
前半の時間は「脳梁」神経心理学。
脳梁損傷によってあれこれ一側性に生じたり,
移送やマッチングができなくなったりすることのあれこれを説明。
左や右が喋りでも説明図でも錯綜する,ややこしいところをややこしく説明してみる。
しかし,(一側性脳損傷によって生じる)ここまで学習してきた神経心理症状が
いくつも出てくるので,復習というか,まとめのような様相を呈することになる。
数分早く終了。
pptも文字資料もほとんど変化なし↓。
*
昼休み時間にせっせと次の時間用の配布資料を印刷(久しぶりの「自転車操業」状態)。
*
後半の時間は,「意欲・動機づけ」神経心理学(←新ネタです)。
簡単に言えば,知情意の「意」にあたるところ。
最初に,CASの質問紙スケールに回答してもらう。
(その後各自採点
→マニュアル記載のカットオフ値を超えるapatheticな受講生が1/4ほどいたんですが...;
※スチューデントアパシー傾向でしょうか。2年生多いし。でも授業には出てきているわけで)
アパシーと,
他に入れる適切なところがなかった クリューバー・ビューシー症候群 をここで。
※hypermetamorphosis の説明を忘れた;その場でど忘れして。
「視覚的な刺激に対する反応の亢進」のこと。
アパシーの話には,大脳皮質だけではなく,基底核-視床のことが絡んでくるので
脳単の「J」「L」にお世話になって,
ややこしいBasal Ganglia/Thalamusあたりのことも見てもらいながら。
アパシーと抑うつ・抑うつ状態,またアンヘドニアとの共通症状・相違点など。
皮質-基底核-視床回路のこと→アパシーの3型など。
その流れで,「報酬」(と「罰」...実際には報酬のことがほとんどですが)のイメージング研究をいくつか。
報酬になるものはいろいろあるねぇ。お金,物,魅惑的な異性,恋愛,食べ物(のいい匂い)などなど。
ドーパミン絡み。
そして最後に,addiction(依存・嗜癖)についてちょっと。
こっちも数分前に終了した。
なんかこう,意欲満々といった風でもなく,かといって嫌そうでもなく,
淡々とやってしまった感が(しかし「アパシー」のところなんだから,まあいいか)。
『脳疾患によるアパシー(意欲障害)の臨床』
おおいに参考にさせていただきました。この本があったから組み込もうという気になったわけで。
てことで文字バージョン↓もpptバージョンも「新作」。
*
私に本日報酬を与えてくれる,可憐な(チャレンジャーな)受講生はおりませんでしたことも,
あわせてご報告しておこう。
しょぼーん。
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