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19 févr. 2010

09 神経心理学-19&20

「精神医学・臨床心理学と神経心理学・認知-感情-社会神経科学」
とかいう大それた感じで2コマ。
今年度最終回。

(ファイル改訂 2010.2.21)

ずっと基本的には脳損傷・高次脳機能障害について喋ってきたわけだが,
神経心理学は他にも使えるところがあるんだよー!ということをお伝えするのが趣旨。

であるがそのような趣旨を2コマで伝えきるのは時間的に無理がありコンテンツ的にも無理がある。
そのうえさらに,明瞭なる準備不足。
そんな状態でのぞむ(ごめんね)。


前半。
受講生は心理の学生だけじゃないし,
また心理の学生でも精神医学や臨床心理学の他の授業を取っているとも限らないので,
少々(のつもりがフルに1コマ使って),そういう精神医学系の話をする。
パワポなし。配布資料は↓をあわせて5枚。

「20100219R.pdf」をダウンロード
(↑だいぶ増量した)


はじめに,
 徴候・症状(症候)・症候群 という話をする。
神経心理学的な概念と,精神医学とか臨床心理学とかをつなげるには,
まずここから入るのがベストだろう。親和性が高い。
カプラン臨床精神医学ハンドブック』の3章。
10のカテゴリーに種々の徴候症状が記載されている。
意識/情緒/運動性行動/思考/会話/知覚/記憶/知能/洞察/判断力。
...ほとんどの項目は,この授業でも扱いましたよね。ダイレクトに授業で学んだことも挙げられているし。
 という側面と,
...精神医学の徴候と症状といっても,なにかおどろおどろしいものではなく,
 こういった基本的な心理機能の状態を診るのだということを,理解してもらえればよろしいかと。

ついで,
やっぱりDSM-IV-TRの疾患群の分類についての概略。同書第4章。
17の大きなカテゴリー。375の疾病が分類されている(←その具体的な数字は実は初めて知った)。
特に神経心理学検査やneuroimagingで出てくる(というより,私が気にする)のは,
(認知症・健忘性障害のところはさておき)
・統合失調症および他の精神病性障害
・気分障害
・不安障害
・摂食障害
・パーソナリティ障害 など。

やりくちとしては,疾患別アプローチと症状別アプローチがあるよね。

ここで前半終了(狙い通り,というよりいくぶん狙いよりもしゃべれなかった)


 *


昼休みは,来週木曜日のことで会議。
まるまる昼休み時間が奪われた。
中身にちょっとがっかりする一面も。


 *


後半。

観念して,作りかけのpptを見せながら,
「こんな目的で,こんな風に研究されていて,こんなことがわかったりするんだよ」の紹介

レビュー論文を捜索して「使える図」をピックアップして構成しようと思っていたのだが,
はっきりいってそういう「使える図」は非常に少ない。
神経心理学系だと,図になってない(表形式が多い)。
その点イメージング研究を含むレビューはありがたい(しかし「神経心理学」そのものじゃない)。

個別の研究は,neuropsychologicalなのもneuroimagingなのも,
それこそ山のようにある。

今日のところは,
使える総説図+最近の個別的な研究など(←※自分のブログにメモしてることがこんなとき役立つとはね)

しかしそれらは,統合失調症/気分障害/不安障害までで,
摂食障害やパーソナリティ障害については
力尽きたパワポとともに,時間もだいたい迫ってきた。

これから,まだまだきみたちのやるべきことがあるはずだ,
ということが伝わってくれるといいんだけど。


最後に,もうちょっと近づけて,
臨床心理学研究における「アナログスタディ」(「傾向」の高低を使う)を神経心理学的に,とか,
パーソナリティ研究とニューロイメージング,とかのお話をして,
あと一歩,フツーな心理学に絡める努力をしてみた。
誰か卒論とかでそういう研究をしたいと言ってくれるといいなあという願望を込めて。


今年度今学期この科目の授業はこれにて終了。


 *


来週木曜日は入試なので,建物に入ることができませんので来ないように。
試験は再来週3月5日3限。持ち込みなんでも可です。

私のほうの宿題は,前回の質問紙への回答の「フィードバック資料」を作ることです。
分析も,これからなんですが... なんとかしよう。

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Commentaires

そういえば。
このあたりにかかわる書籍を紹介しておこう。

『精神疾患と認知機能』
http://shinkoh-igaku.jp/mokuroku/data/693.html

『The Neuropsychology of Mental Illness』
http://www.cambridge.org/us/catalogue/catalogue.asp?isbn=9780521862899

どちらも2009年に刊行されてます。

Rédigé par: mochi | 19 févr. 2010 17:29

ああ,いちおう
LD/ADHD/PDD系のパワポもあったんだけどね
(作りかけでしたけど)。

dementiaの扱いをどうするかを含めて,
来年度に向けての課題ということで。


 *


なんだか煮え切らないので,文字バージョンもpptバージョンも
改訂版を作ったらあっちのページにアップしておこっと。
リベンジを,オンラインで。

Rédigé par: m0ch1 | 19 févr. 2010 18:49

文字バージョンの方をだいぶ改訂した(11-2以降)。


そもそも日付からして正しくなかったわ。


いちおPubMed様にお問い合わせして,
ReviewかMeta-Analysis,Title/Abstractでlimitしたうえで,
neuropsychology系かneuroimaging系でひっかかるものの
量で[ ● > ○ > ・ ]区分表記してみた。
「ない」のはグレー表示。
→適当そうにみえてそうでもない。
→感覚的にも,まあ順当だろう。
※おかげでmalingeringの意味を知り,「心因性健忘」は古語扱いであることを知った。
 作りながら。いまさらながら。

順番は必ずしもDSM-IV-TR記載の順になっていない。
→そこはほれ,授業用ですから。
 上の量的指標&しゃべりやすい順に並び替え。
→なもんで最後にLD/PDD/ADHDなど,児童精神医学系を,っと。


リベンジ,というか,来年度用のこちらの改訂はひとくぎり。
不全感をいくらか解消した。

あとはパワポねぇ。
そのうち(=おそらく来年のこの授業までに)。

Rédigé par: m0ch1 | 21 févr. 2010 15:16

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