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26 avr. 2010

研究室研究会(卒論10-8)100426

いつもより1時間ずらしてのスタート。

2010.4.27追記:

5月には構想発表会がありそうなので,
レジュメ原案を作ってきて検討することが,今回出していた指令。


おひとりはシューカツにつき欠席。
(でもメールで,レジュメ原案は送ってもらっていた)


● 使用する尺度の検討
・これまでの議論を整理して,使用する尺度についての整理整頓。
・対人依存の3側面→邦訳ありか否かもういちど探索。
 もと論文が複数尺度をまとめているもので...
・I-T相関があまり高くない因子もあり,高めの因子もありばらつきが。
・"exploitable dependency"をなんと訳そうか。
 exploitするのは相手で,自分はされるほうなんで「利用主義的依存」はなんかヘン。
 意味は「搾取(される)」が一番正確な気がする。
・パーソナリティ障害傾向は,SCID-IIの質問項目をもとにするか。
 何件法にしようか。
 何人目標にしましょうか。
・発表会では,「項目」と「図」のパワポを出しましょうか。


○ 前回紹介した先行研究を読みました
これ。実験的スタディ。
・読むのにメタ認知知識を使うなぁ。
・「日常生活における聴覚刺激に対する反応を評定」→それを「メタ認知知識」と呼んでいるのだが,
 それとは別に,「遂行した課題の再生成績を予測して答える」というのもあり,
 一般的にはそちらを「メタ認知」というと思うのだが。
・結果は意外性があって面白い。A→B→C
 音が気になる人→再生成績の予測を低く見積もる→実際には音があっても成績低下は小さい。
 気にならない人→再生成績の予測を高めに見積もる→実際には音が入ると成績が低下する。
 ※「音が気になってできなかった」と思う人は「できなかった」と言いつつ,ちゃんとできている。
   「全然気になりません」と思う人は「できた」と言いつつ,実際にはできない。
 ※処理容量とか消費資源というコンセプトを使って説明。
・この路線にそった研究をしよう,というレジュメ。
 であるならば,パワポでは少し詳しめに説明が必要。
 もと論文には,表はあるが図はない。作図?
・で,自分の実験は何人目標にしましょうか?→要因の数はどうなるかによるよね議論。
 between-subjectもwithin-subjectもあって...などなど。


● 予備調査/研究1(途中経過)
・もうそんなにとったのか...
 (主観的な)「高いところ」での認知・行動・感情の自由記述。
  落ちたらどうしよう(自分)もあるけど,落としたらどうしよう(カメラとか)もある。
  自分の場合→それが「ケガ」「死」に結びつくこともあり,ないこともある。
  景色がきれい,というような思考と半々のときもある。
  行動は...安全確保行動もあり。もちろんしない人も。
  感情。「落ちたらどうしよう」→怖い,では必ずしもない。
 などなど...
・落下経験の有無と高所恐怖の関係や,性差なども,ひととおり取ったらみてみましょ。
・どうやって分析する?カテゴリー作ってカイ二乗とか。
・予備調査的位置づけにするか。研究1的位置づけにするか。
・いずれにしても,もうちょっと継続。
・レジュメ→パラグラフ構成を考えよとご指南。


(● 遠隔指導)
・お休みの方の分はメールでやりとり。
 第1・2パラグラフから第3パラグラフへの以降の仕方を中心に。
・先行研究盛り込みについて。血眼で探してください。
 第1パラグラフ(では,アナログスタディもこんなにあるんだよに力点)と
 第2パラグラフ(具体的にこんな風に検討できるんだよと実例を示せるように;コンセプトだけじゃなく)


 *


前回,みな研究題目をその場で考えたのだが,さっそく微修正~大きく修正まであれこれ。
「卒業研究指導教員決定届」
「構想発表会レジュメ」
までには,まだ時間の余裕がある。→さらにサマになるでしょうきっと!!

次回は2週後の月曜日に。
そしてその週の木曜夕方は,院生さんと合同で「予行演習」。楽しみですね。

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