100406[y][bx2]どうなるかわからない状況でネガティブな予期をする

抑うつ患者の 'pessimistic' attitudes をイメージングで。

100406[y][bx2]-1 depression; pessimism; fMRI
Neural correlates of ‘pessimistic’ attitude in depression

手がかり刺激→画像提示，という手続きで，
　1) 快手がかり刺激（「∪」）　→　予期　→　快画像
　2) 不快手がかり刺激（「∩」）　→　予期　→　不快画像
　3) 中性手がかり刺激（「－」）　→　予期　→　中性画像

　4) 不明手がかり刺激（「｜」）→　予期　→　快画像 or 不快画像

4)の条件での予期中の脳活動を，抑うつ患者と健常対象群で比較。

→抑うつ患者では，
　　4)の不明手がかり条件での脳活動は，2)の不快手がかり条件での活動パターン★に似ている。
　　★内側・背外側前頭前野，下前頭回，島，内側視床
　　（これらの部位の活動とHAMDハミルトン抑うつ尺度の得点とは正の有意な相関）

＝どうなるかわからない不確実な状況では，
　ネガティブなことが生じると予期しているのと同じような状態。
　つまり，「悲観的態度」となる。