「語り」と「声」
この本,読了。
ダイアローグ部分にはほとんど心にひっかかるようなのはなかった。
...あわないんだね,やっぱり。
*
後ろの方にある, 「語り」と「声」 というところ(“総長”文章)で,ようやく,
あれこれ感じ考えさせられるところが出てきた。
関心ということ(p. 196-)
声の肌理(p. 220-)
身震い(p. 227-)
声にふれる(p. 234-)
そういう繊細なところへの感受性というのは常に気にしておきたい。
声にふれる←→声がふれてくる,の間のところ。それを感じること。
~
生きる力というものは、じぶんの存在が他人のなかで意味があると感じるところから生まれる。
だれかのことを想う。そのときそのひとの顔とともに声が聞こえてくる。何かの台詞というよりも、
からから笑う声とか声のぬめりとか。そう、声のきめとでも言うべきものが。顔も声も、ということ
だろうか。いやちがうとおもう。声がそのひとの<顔>として現れてくるのだとおもう。
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