NPJC100519
もう発表者の方がわくわくしちゃう感じの。
事例と,
それをサポートするような先行研究
の報告。
ご担当の,パーキンソン病/レビー小体型認知症(疑)のケースのご報告。
・ TMT-Bで。。。しかし他のEF/WM系のはそんな悪くない。
・ (それを検証するための)「修正後出し負けジャンケン」(!!)
・ 「2ビット脳」というご説明スタイル。
・ taskAとtaskBが並列的にあるとき,それを
コントロールする(注意資源,注意の配分)のも,またタスク(taskC)。
→負荷が高くなってくるとtaskCが飛んでしまう...のような機序モデル。
※ 記銘(三宅式)のも,これでなんとかなるのか否か。あるいは,それはそれなのか。
他の,性格的な部分も含めて,
どこまでがこのモデル的に説明できるか,どこからは違うかを考えるのも興味深い。
※ みごとなもんだ。天才的。
これで実生活上患者さんに生じ(てい)る問題ともリンクできるならパーフェクト。
関連するであろう論文として「発掘」され概要を教えていただいたのは以下の論文。
Task switching deficits associated with Parkinson’s disease
reflect depleted attentional resources
"Stroop task switching"なるパラダイムで。
単語読み(congruent/incongruent)
色名読み(congruent/incongruent)
というのに加えて,
画面上下で,上に提示で単語読み,下に提示で色名読み(要スイッチング)。
internal control 説 vs. depleted attentional resource 説で
predictionが異なるけどいったいどっちが正しいのかー!という仮説検証スタイルで,
→後者に軍配,という結果。
※基底核かDLPFCか。でもループがあるからね,という考察があって,
その「図」を探すのにえらい時間がかかってしまった。
*
もうひとつ機序の伏線として, "reality monitoring" ってのもお考えのようでした。
もうね,そのまま学会発表してもいいレベルかと。
このめくるめく神経心理/高次脳機能障害ワールドに(も)向いてると思う。
考え方とか手順とかがね,もうそのまんまですわ。
そういう,
「「研究」」もばっちりな心理士さんがもっと増えてくれるといいなって,
心から思ってます。
次回は6月16日(水)12時~。 ランチタイムジャーナルクラブ。
(そういや始めた当初はそうだったよね)
*
まったく関係ないけど,発表者がいらっしゃるまでの待ち時間,
「縄文顔」と「弥生顔」の話をしておったわい。
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Commentaires
天才的と褒められた!超嬉しい!褒め上手め~。
Rédigé par: 凸 | 19 mai 2010 18:17
褒めて伸ばすタイプですからね☆
ご存じの通りさ。
しかし王道神経心理学的思考法をおとりになっている,
というのはホントの話。
Rédigé par: m0ch1 | 19 mai 2010 21:37