NPJC100630
それをimplicitというならば,implicitな効果。
Emotion–cognition interactions in schizophrenia:
Implicit and explicit effects of facial expression
(統合失調症者における認知-感情インタラクション:
表情の,潜在的な効果・顕在的な効果)
統合失調症患者(vs. 健常対照群)を対象とした実験的スタディ。
実験は3つ。
[実験1]表情を用いたWM課題
(表情は,怒り/喜び/中性)
[実験2]表情カテゴリー判断課題
(表情は,基本6表情+中性)
[実験3]情動価と覚醒度
実験2において,統合失調症群では怒り表情判断正答率が低下するのに
(顕在的には低下)
実験1において,明示的にはそれに注意を払うことが求められないWM課題の
成績は,怒り顔において成績が良好である
(潜在的には処理されている)
なお,実験3における感情価・覚醒度の評価には,群の主効果がみられない。
→WM課題における「怒り顔の促進効果」がみられることから,
潜在的な情動処理は保たれている。
*
・これをWM課題と呼ぶことへの疑問
・そもそも何をもってWM課題と呼ぶか。WM低下とするか。
・ずるい。実験1における情動は,怒りと喜びだけじゃないか。
(他の「ネガティブ」表情ではどうなのか)
・実験2で,正答しない場合の間違え方はどうだったのだろう?
・認知(入力)側の問題だけなのか?体験は?・・・さあわかんない。
・ポジティブの側の他の選択肢はないんだろうか。
happyを,微笑みと大笑いに分けるとか。あと「シャーデンフロイデ顔」とか(実演あり)。
・感覚が過敏になることの話→発達障害との対比→神経発達障害説とか。
・「うまくない絵を描くことの教育的効果について」
(そのとおり!パワポじゃなくって黒板やホワイトボードに描くことは
たいそうな教育的効果があるんだ;記録する前に消しちゃったけど)
・でこうして記録されちゃうわけだ☆
*
次回は7月15日(木)12時から,ランチタイムジャーナルクラブ!
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Commentaires
iPadを「教育目的」で
本気で買おうかと考え始めた。
この会では,あるとたしかに便利そうだ。毎回。
...とりあえず1台。
Rédigé par: m0ch1 | 30 juin 2010 22:14