思路ということ
その障害(機能低下)は
書字に(も)出現しうるの?
かの先生は,音連合Klangassoziationということの説明をされた
(オヤジギャグ,みたいな,とも)。
『精神症候学第2版』によれば(p.332),
「思路が疎locker(D)である,または連合弛緩Assoziationlockerrung(D)といい,
話が飛躍(思考跳躍Gedankensprung)したり途中で省略されたりする」
とあり,
『フィッシュ臨床精神病理学(第3版)』によれば(p.55),
「思考の全般的方向がなく,連続する思考間の結びつきは偶然の,だが通常は
了解可能な諸要因によるもののように見える。患者の会話は容易に外部刺激
へと逸れ,また内部の表層的な連合によっても逸れる。思考の進行は,
最初の牌の半分が次の牌の半分を決定するというドミノゲームにたとえる
ことができる。思考の決定的な傾性が欠如しているため,一続きの観念の
連合は,偶然の関係,あらゆる言語的連合(類語,頭韻など),音連合,
諺,古来の格言,決まり文句によって決まる。」
とある。
これは,思路の障害のうちの,速度の障害に分類されている。
思路stream of thought
の障害,もしくは「機能低下」。
*
高次脳機能障害としてその手の障害はありうるんだろうか?
直接的にも間接的にも,見聞きしたことはないように思われる。
そしてそれが口頭言語(語り)だけでなく,
文字言語(書き)にも現れるの?
なんと不思議なことでしょう。
謎。
他にも謎なことはあったけど,これがもっとも謎だった。
*
あの場にいた何人の人が,
後に自ら調べたりしているだろうかは,
気になるところではある。
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Commentaires
早退が悔やまれます。
Rédigé par: 凸 | 24 juin 2010 22:29
残念だったね。
お大事に,です。
Rédigé par: m0ch1 | 24 juin 2010 23:05