100702[bx1] "pseudoneglect"の拡張×2
健常者にも認められる空間的注意のバイアス(「中央」が偏る)。
ふつう pseudoneglect というと,視空間注意の左右非対称性のことをさし,
「中央が左に寄る」傾向を示す
(右半球損傷による半側空間無視では,左空間を無視するゆえ,中央が右に寄る)。
100702[bx1]-1 vertical pseidoneglect; peripersonal space; extrapersonal space
Horizontal and vertical pseudoneglect in peri- and extrapersonal space
じゃその空間が,
1) 自分の身体に近い位置(peripersonal)かそれより離れた位置(extrapersonal)で違うか,
2) 上下空間では非対称性はあるのか
→1) どちらの位置でも通常のpseudoneglectが認められる(peripersonalで強い)
2) 「上に寄る」バイアス(upward bias;ただし2課題のうちの一方で)
100702[bx1]-2 pseudoneglect; visuospatial attention; audiospatial attention
Biases of spatial attention in vision and audition
視空間じゃなくって聴空間ではどうか
→「中央が右に寄る」バイアス。
ただし,視空間のバイアスと聴空間のバイアスの程度の相関をとると
正の有意な相関(r = .38, p = .029)
→→空間的注意はmodality specific。
でもsupramodalなメカニズムもあるだろう
(activation-orientation theory of mutual interhemispheric inhibition)
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