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12 sept. 2010

100912[bx1] "Exner's area"

左中前頭回後方にあるといわれる「書字中枢」について。

100912[bx1]-1 Exner's area; agraphia; writing; writing centre
Who actually read Exner?
Returning to the source of the frontal “writing centre” hypothesis


神経心理学研究の世界ではおなじみの,Broca's areaやWernicke's areaのように,
書字中枢→"Exner's area"というのが知られているんだけど。

Exner(1881)の書いた本☆はドイツ語で書かれているので
ドイツ語読めない人はみんな読んでないでしょ?
だから教えてあげる,という趣旨で書かれた
"Historical paper"というカテゴリの論文。

"Untersuchungen über die Lokalisation der Functionen in der Grosshirnrinde des Menschen"
  ...たしかにわからん。


(1) 167例の紹介があり,うち4例(case 67, 92, 141, 150)が失書症状を呈していた。少数!
(2) 先行研究を集めてきたものであり,オリジナルな検討をした症例はない。
(3) 中前頭回後方に限局した病変例は1例しかない。
(4) 「純粋失書」ではない。

→かなり乏しい証拠に基づく推論だった,のではないかと。


あとはその後の pros and cons の紹介。

"Graphemic-Motor Frontal Area(GMFA)"とか。
PETやfMRIでもそのあたりが賦活したりという知見がいくつかあるが
 ※なぜか日本での研究が3つ,さらに最近の症例研究も日本の研究が1つ紹介されている;
  Exner's areaは日本人好みなのかしら※

んでもまだまだ論争中!


 *


お勉強のために記しておくと,
最初に "Agraphie" という用語(ドイツ語)を用いたのは,Benedikt(1865)。
"agraphia"と英語で記載したのはOgle(1867)だそうだ。

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