10神経心理学-09
ああ,pptファイルの入ったUSBメモリを忘れてきた!
...という「忘れ」もので始まった新年早々「記憶」の回。
しかしながら,慌てず騒がず,まずは tapping span (forward/backward)を
ふたりひと組で「実習」していただき,その間になんとかする。
前半のこの時間は,短期記憶とワーキングメモリ。
Atkinson & Shiffrin の二重貯蔵モデルの問題点を,
症例研究(K.F.)のデータから指摘する。
↓
ワーキングメモリのモデル。
この時間に検査系はひととおり。
WMS-R(←アタッシュケース)
三宅式記銘力検査(←改訂版はいつ出ますかね)
RAVLT(←すべて説明するのはややこしい)
Benton視覚記銘検査(←図版実物これもROCFと同じように使われる;模写も再生も)
Rey複雑図形(←前回も出てきましたね「覚えていますか」)
リバーミード行動記憶検査(←プラスチックケース(をWMS-Rのアタッシュケースに入れていった))
その後モデルや脳の構造と機能も。
時間ぴったりに終了。
しかしなんか,休みボケ気味で調子が出ないなー。
「人生に一度のイベント」のために帰省したままの方も多くいらっしゃるようで=人数も少なめで。
参考図書回し読み書籍は以下の2冊(次の時間と共通)
『記憶と脳』
(スクワイア。指導教官の名。私のじゃなく妻のを借りてきたので妻の旧姓が書かれている)
『なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか―記憶と脳の7つの謎―』
(シャクター。原著タイトルには「脳」ってワードは入っていないんだけどね)
(なんだかとっても好評でしたよこの本。)
*
コメント。
・タッピングスパンが...(→さまざまな要因で成績は変動する)
・検査者(役)が難しい(→その通り。検査者の能力が試されます!)
・スマートフォンでTapping Spanのアプリがあったら面白いなと思いました
(→たしかにね。誰か...)
・「先生が持ってくる検査は苦手です笑」(→スマソ)
・遠隔記憶/近時記憶/即時記憶の分類と,
短期記憶/長期記憶の分類に大きな違いはないのですか?(→あう...図をよく見る)
・短期記憶とワーキングメモリがどのような関係にあるのかいまいちわかりません。
(→WMは「操作」)
※メカニズムよりの関心が高かったみたいです。
松の内な回だけあって。
・出席点サービスとしてもう2点くらいとかくれると嬉しいです!(お年玉と同じくらい)
(→まあそうねえ。成績評価の時にちょっとくらいは考慮するかも)
・あけましておめでとうございます。
今年も(単位も)よろしくお願いします。
(→「試験でよろしくお願いします。」)
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