10神経心理学-11
マイクでどう音を拾えばいいかを試行錯誤実演しながら。
失語。
まずは
失語症学(apahasiology)ていう分野もあれば学術雑誌もあることをお知らせして,
数回の授業で網羅的に扱うことは難しいでっせ,とハードルをあげておく。
(私が苦手だからセルフハンディキャッピング,というわけではなくってよ)
『失語の症候学』のハイブリッドCD-ROMを使わせていただいて,
失語症の方々の喋り(懐かしいT先生のお声も)聞きながら。
→Vaioのスピーカーが裏面にあるらしいこと,音量MAXにしても小音であることで手こずる。
マイクで拾って教室のスピーカーで流す。
※授業中に参考図書回覧したら,「タイトルの文字が怖い」って言われました。
Wernicke-Lichtheim図式★☆◎を解説しながら「類型」(失語症候群)のこと。
3つのポイント。
★サザエさんのエンディングで,一家が家に入って行きますがあれ。
たまたま日曜の夜に見ちゃうたびに,図式。思い出してください笑
☆コメントカードに「Wernicke-Lichtheim図式の分類すげー!!」っていうのがありました。
彼らもうかばれますな。
◎何人も,コメントカードにサザエさんやその一家,あのシーンを描いていた...
その後,個々の症状。
で,時間が終わってしまった。
gdgd
そういえば,山鳥先生の新刊『言葉と脳と心―失語症とは何か』を入手したのでこれも回覧す。
こちらと抱き合わせで。
*
以下コメントカード。
(失語に対するイメージ)
・「上手くしゃべれない」という症状もある。
というのがある一方で,
・失語というと発話が困難というイメージがあったので,聴く方に困難があるタイプの失語が
あるのは意外でした。
という方もいて。どちらかというと,「話せない」=失語,というイメージが強いようです。
むしろ私がそんなふうに一方だけで考えたことがなかったので,新鮮でした。
・「失読」・「失書」はあっても「失話」・「失聴」という言い方がないことが不思議でした。
というのもありました。
(失語症の方の内観)
もどかしかったり,はがゆかったり,つらかったり,ストレスを感じたりしそう。
話せないときに,「うまく話している自分のイメージ」はあるのだろうか,
上手く聴けていない/話せていないという症状への自己認識はどうなんだろうか,
というのもありました。→これも類型によって異なりそう。
あと,
「悪戦苦闘」への労いのお言葉とか,
「センター試験監督」への労いのお言葉とか,頂戴する。
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