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07 janv. 2011

3種の下位過程(プロセス)

博士論文審査の副査のお役目(今年度の2本のうちのその1)。

お役目ですから(予備審査では入らず,本審査で入る副査でしたので)。
ちゃんとすみからすみまでまっさらな気持ちで読ませていただき,
論文と対話させてもらいましたので,

私からは,4点ほどお尋ねをしました。


1点目は,なぜそれをしないの?→こういう理由で→ああそうなんだやっぱりね。


2点目は,定義絡みで。
その定義そのものには同意するところがあるが,そうであるならば,
「あちら側」が何であるかに大きく左右されるだろう。
(現に,つい先日までそれに絡む「修士」論文を読んできたのだからこの点は間違いない)


3点目は,便利な「下位過程・プロセス」という言い回し。
一方では,それが週内や日内で変動し,ある期間の中で周期をもって変動するといい,
他方では,「それを辿りやすい者」と類型的に扱う。
択一なのか,同時並行しうるのか,順次入れ替わる(いずれかが優勢になる)のか,
そのあたりの扱い方(のブレ)にモヤモヤとはっきりしないものを感じる。
(私にとってはこれが最大の「お尋ね」したかったこと)
(便利に使い回しているように感じられたのです;この「下位過程・プロセス」という表現を)


4点目は,(類型では)どうやら私は○○群にあたりそうなんだけど,
それは不適応的ということになっているので
じゃあ□□群(適応的なんだそうだ)になるためにはどうしたらいいの?
という実践的問答。
 →ご教示をいただきました。ありがとうございます。
  →→でもさ,それがそううまくいかない・できないから困るわけで。。。


 *


署名捺印しました。ちょっと朱肉付けすぎだったか。
主査の先生に,印影について感想を言われました
(あれ,初めてでしたっけね。そうでしたかそうでしたか)。


お疲れさまでした。

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Commentaires

これまで何本も,卒論・修論・博論の審査に携わってきましたが,
今回(たぶん初めて)胸が痛かったです。
コンテンツ的に。


...ここだけの話。

Rédigé par: mochi | 09 janv. 2011 13:21

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