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31 mai 2011

神経心理学演習11-12

後安くん担当。

Impaired sustained attention and executive dysfunction:
Bipolar disorder versus depression-specific markers of affective disorders

(持続性注意の障害と実行機能障害:
 双極性障害特異的/抑うつ特異的なマーカー)

双極性障害に特異的な指標(1)と
双極性/単極性「うつ」に特異的な指標があるかどうか(2)を,
双極性寛解群 vs. 双極性うつ群 vs. 単極性うつ群 vs. 健常対照群 の4群に対し,

持続性注意課題(RVP:rapod visual processing),
実行機能課題(SOC: Stockings of Cambridge),
短期記憶課題(DMS: delayed matching to sample)課題を施行してパフォーマンスを比較検討。
(※いずれもCANTAB課題 こちらのサイト (音注意)でデモをご覧いただいた)

まず,RVPの「ヒット」と,SOCの4回条件(NM4M)のみグループの主効果がみられた。
(RVPのフォールスアラームや反応時間,SOCの3と5,そしてDMSでは有意ではない)

双極性寛解群/双極性うつ群/健常対照群の比較では,
RVP: 双極性うつ群<双極性寛解群<健常対照群 (1)
SOC(NM4M): 双極性うつ群>双極性寛解群=健常対照群

双極性うつ群/単極性うつ群/健常対照群の比較では,
RVP: 双極性うつ群<健常対照群,単局性うつ群=健常対照群
SOC(NM4M): 双極性うつ群<健常対照群,単局性うつ群<健常対照群 (2)

(なお,投薬状況との関係も検討されている。)


ということで,この研究からは,

(1)双極性障害に特異的な指標は 持続性注意の障害(RVPのヒット数)

(2)「うつ」に特異的な指標は 実行機能(SOC-NM4Mのmove数)


Discussionの"limitations"の記述が多くて...


 *


「双極性障害」に関するあれこれの質問を受けた。うまく答えられないものも。
関心が高いようです。


結果を見て,次のように私は考えていた。

(1)は「今現在」のコントロール(集中)関連。
(2)は「将来」...は言い過ぎなので「先を読むこと」関連。

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