神経心理学演習11-16
あえて,「ボディ・イメージ」じゃなく,「ボディ・スキーマ」にしているところがポイントです。
BNはどうなんだろうという当然の次の流れ。
考察に書かれていることがらからさらに推論して,
論文には書かれていないことまで思考を広げると,
・ANの期間が長い人が"Πp"(という指標★)が高い
→発症時にΠpをみると,罹病期間の長さが予測できるかもしれない?!
・隙間を実際に通らせることでボディ・スキーマを修正できるかもしれなくて,
そうであれば「通り過ぎる」ことで治療できるかもしれない?!
Πpは健常対照群でもそれなりの個人差が生じてはいるので,その個人差を生む要因なども
知りたいところ。
考えようによっては「アフォーダンス」研究ともいえるのだが,
アフォーダンスってそういえば個人差をどう考えるのでしたっけね?
★肩幅と,通り抜けられると判断した隙間から得られる指標
*
とりわけ,女子学生さんたちが興味津々でした。あれこれ。
BMIの値とかセンシティブですなあ。
身長も体重もBMIもみんな持っている情報なので,一喜一憂というかなんというか。
(私なんて,BMIと身長を白状させられましたもん。体重は計算で求められますっ)
(で,逆のお尋ねはさすがにしにくかった)
「プロジェクタで投影する」という手法をもっとリアリティを上げる方法などを考える。
*
あとで思いついたことだが,
「友人の誰々が通り抜けられるか」判断をさせると,
なかなか味わい深い結果が得られそうだな...
*
「ボディ・スキーマで隙間判断」...
私が放ったオヤジギャグじゃありませんよ。
でも,そういう論文だ。うまいこと言いよった。
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