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15 déc. 2011

研究室研究会(院11-20)111215

「第3者視点」

「リア充」。

■ 第3者視点の意味について考える

・ このレビュー論文↓の紹介がてら,第3者視点のことをあれこれ考えるという企画。
  When the “I” looks at the “Me”:
  Autobiographical memory, visual perspective, and the self
・ 対比的には伝統的に「第1者視点」があてがわれるけど(それはいいけど),
  「第2者視点」というのはないのだろうかという議論。「第3者視点」に含まれてしまっていいのか1?
・ "dispassionate observer"という第3者と,"salient self"(☆)という第3者の両者を想定して,
  (自己脅威の評価と,自己一致の評価で分かれ道があり)
  矛盾する理論や知見を整理するという…なんてスマート。面白い。
  これらに葛藤が生じる場面も想定されておる。
・ なぜ,「第3者視点」をとることになるのかという,「機能」(や動機的側面)を考えるってこと。
・ これまで,少なくとも私の中では,
  (社交不安者の)身体感覚の気づき亢進→第1者視点になる,
  のではないかと漠然と考えていたが,あいだに「自己の対象化」を挟むことで,
  身体感覚の気づき亢進→対象化→第3者視点になる,という,
  なんだか「新しい」気づきを得たのであった。
・ ちょっと難しい話だったけど。
☆ salientはカタカナで書けばセイリエント。最近発音を正す機会が多いなあ;辞典で調べよ。


■ 『リア充』という概念についての通説および心理学的アプローチの可能性

・ ながらく暖めてきた(らしい)ネタの開陳。
・ 議論百出(とりわけ「ネット上」のあれこれにお詳しい方々において笑)
・ その概念なり表現の奥にある心理的メカニズムを知りたいようでして。
  いくつかの,関連しそうな心理学的概念と絡めて。
・ 「リア充爆発しろ」ってなんで言うのか;「爆発しろ」心性,のようなもの。
・ このような心的感覚はしかしこの言葉以前から存在するものなんだろうな。
  リア充←→非リアは,イバ弁では,とっぽい←→いもい,とか。

(以下はその場では申し上げなかった私の思考)
・ 「他人の不幸を見て幸せに感じる=シャーデンフロイデ」の逆みたいなところ?
  =「他人の幸せを見て(自分を)不幸に感じる」,これはなんていう?ルサンチマン?
・ リア充「を」研究 するのではなく, リア充「で」研究 するのですね。

※ こういう「サブな」研究の推進も推奨する;メインだけやれという気は毛頭ない。
  一本槍のI型ではなく,H型でもY型でもA型でもなんでもいいけど
  研究上の関心は(構想だけでも)複数抱いた方がいいと思ってる。

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