神経心理学11-09
短期記憶とかワーキングメモリとか。
朝の「失態」をまずご報告しました。
それから,Tapping spanを二人一組になって経験していただきました。
forwardとbackward。
短期記憶の障害からワーキングメモリの障害まで。
いろんな解釈はあるのでしょうが,
forward→短期記憶に比重が
backward→ワーキングメモリに比重が
とお伝えするのがもっともわかりやすい STM vs. WM の説明のようです。経験的に。
三宅式記銘力検査とか,Benton視覚記銘検査とか,検査法もいくつか。
× 記名
○ 記銘
このこと,よく記銘しておいてください。
*
・Tapping spanの結果についてのコメント多し。
全部行けた人もいれば,「カットオフ値」以下の人もおり。
forwardよりもbackwardのほうが良かったという人もおり。
どのような方略をしたかの報告もあり。
検査者の能力が試されているというのもあり←そのとおり。
・「いつも思うのですが,ワーキングメモリの訳が何か1つに定まっていないのにモヤモヤします。
検索かけるのも,数パターンでやらなくてはいけないですし…。」
→いかにも。作業記憶とか作動記憶とか,なんとかならんものかと思いますがなんともならない。
・「ワーキングメモリって何がworkingなんでしょう。覚えたことに対する動作?」
→ああ。working→働いている→動いている,ということから動作としたのかな?
とすると違う気がする。アクティブ(に覚えている)とか,処理要素が加わるとか,
そんなニュアンスかと。
・「エピソディックバッファ知らなかった。これについての実証的研究は?」
→授業直後に口頭で質問を受けました。おお,たしかに。
→→ PubMed で検索しました。"episodic buffer"で検索すると44件ヒット。
神経心理学的な患者さん対象のが多いですけど,
認知心理学的な,健常な実験参加者対象の研究がもっとあるんじゃないかと思ってた。
・(三宅式記銘力検査の説明をしたので)
「汽車」について。
「函館では汽車という言葉をまだ使います。
路面電車を電車,JRをJRとか汽車とよびます。」
→なるほど。ディーゼル車かしら。
私は汽車というと この曲 を連想しますが,KYOTO付近でも走っている/いたのかねぇ。
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