研究室研究会(卒論12-1)120130
次期卒業研究をスタートしてもらいました。
12時30分~15時ごろまで。
4人中,おひとり体調不良で欠席。
楽しく研究しましょう,と最初に申し上げた。
卒論提出までの大まかなスケジュールと,
研究室の しきたり についてまずは伝授。
その後,各自「お名刺代わりに」作ってきていただいたレジュメをもとに
ディスカッション。
■ 心理学的距離と社交不安の関係について
・ 「大学生の友人との心理的距離に関する基礎的研究」
をご紹介いただく。
・ なるほど。双方向性というか2段階というか。また,近づこうとする動きと遠ざかろうとする動き。
それらによって「心理学的距離」が。
・ これを社交不安(傾向)に応用できないかと。
・ すぐにでも。もしかするといくつかのタイプが存在するかもね。
・ 調査も必要。実験もしてみたいところ。
■ 音楽,パーソナリティ,精神的健康へのプロセス
・ 音楽とパーソナリティの先行研究として
「大学生のパーソナリティ特性が音楽評価に及ぼす影響」
をご紹介いただく。
・ NP-変ト短調―「親和性」因子,のちょっとしたミステリー。
・ TEGでパーソナリティを見ている。がこれを Big Fiveとか抑うつ傾向/不安傾向でみたら
どうなるんだろう。
・ 音楽を聞く目的とか,音楽の機能はいくつかあるかもしれない・あるだろう。
そういったことにどうパーソナリティが絡むのか,ということと,
音楽の(精神的健康への)効果がパーソナリティによって「調整(修飾)」されるかもしれない,
というふたつ(かそれ以上)の関心をどう整理していくか。
■ 完全主義,心配,思考の制御困難性
・ (1) 問題焦点型対処方略と思考の制御困難性の関連 :
問題解決過程を評価・制御する認知に着目して
(2) 心配性者における安全追求行動と思考の制御困難性
(3) 破局的思考におけるメタ認知に関する検討 :
日本語版SRCLの作成とアナログ精神病理課題を用いた実験面接手続きについて
(4) 大学生の完全主義傾向と課題解決方略の非効率性 : なぜ彼らの努力は報われないのか
の4本をまとめて軽くレビューしていただく。
・ なぜか順番は,(4)→(1)→(3)→(2) : 順番を変える人は珍しい(笑)
・ なかなか高尚なのを集めてこられました。
・ なんでしょうね,「かかえこみすぎ」とか「とめられない」とかそのような複数の系統が
あるかもしれないとか,漫然と考えたりした。
・ 「ぐるぐるする」というのはどうなんだろうな。
・ まだまだ拡げてOK。
みなさまなかなか良い「お名刺」だったと思います。
喋ることで自分の頭も少し整理され,
他のメンバーの研究の関心を知ることができ,
もしかしたら自分の研究にも影響を受け。
今日もできてましたけどそんな風にディスカッションできるとよいですね。
3人に共通の次回までの課題 → 英語論文も探してみよ。
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