120504[bx1] 慢性的なソマトパラフレニア
右半球損傷1例,左半球損傷1例の症例報告。2年以上持続。
120504[bx1]-1 somatoparaphrenia; anosognosia; neglect; body representation
Chronic somatoparaphrenia: A follow-up study on two clinical cases
通常は急性に生じ,のちに軽快消失する「ソマトパラフレニア」が持続して生じている2例の
症例報告。
うち左半球損傷の1例は,病態失認が消失してもなお持続しているという。
半側空間無視症状は,右半球損傷例では軽くなったが,
左半球損傷(「右半側の無視」!)例では持続。
いずれの症例も,身体無視(personal neglect)症状はみられない。
Appendixには,それぞれの症例との自己報告(検査者とのやりとり)も記されている。
→病態失認や無視症状とはある程度独立してソマトパラフレニアが生じるかもしれないし,
ソマトパラフレニアにいくつかのタイプが存在するのかもしれない。
*
ソマトパラフレニア ってなに?という方は,
ネット上では こちら (←pdf)の「Ⅳ.Babinski 型病態失認」など参照。
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